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2025/04/06 17:04

▼第2試合 KNOCK OUT-BLACKスーパーフェザー級 3分3R延長1R
×小森玲哉(ONE`S GOAL)
延長R 判定0-3 9-10×3
〇辰次郎(Sports 24)
※本戦の判定は29-29×3。


 小森は2013年にプロデビューし、5戦5勝をマークしたが大学受験のため試合から離れて2023年12月のKNOCK OUTでカムバック。アックス斧田にKO勝ちすると2024年2月の羽黒慈夢戦では負傷判定でドローも、4月の河崎鎧輝戦では初回TKO勝ち、6月は般若HASHIMOTOに判定勝ちと連勝を重ねたが、8月のピッチ・ソムパッツ戦でTKO負け。12月の優翔戦で判定負けと連敗中。戦績は8勝(3KO)2敗1分。


 辰次郎は2024年12月にKNOCK OUT初参戦で横山太一朗をKO。戦績を4勝(3KO)無敗とした24歳の大阪の新鋭。


 1R、小森は辰次郎のパンチを空振りさせると右ストレートから左フック、辰次郎もすかさず右ストレート。小森が鼻血を噴き出す。辰次郎は強烈な左ボディのカウンターを叩き込み、強打者ぶりで場内をどよめかせる。ドクターチェックからの再開後、小森が猛然とラッシュ。辰次郎にロープを背負わせての左右フックとワンキャッチからのヒザでラッシュ。


 辰次郎は至近距離で胴廻し回転蹴りを放つ。止まらない小森は左右フック、左右ボディ、ワンキャッチからのヒザの猛攻。辰次郎もヒザ、右ハイを至近距離で出す。辰次郎は飛びヒザ蹴りからワンツーの連打、明らかに攻撃が重い。


 2R、小森は左インローと左ミドルに切り替えるが、左インローがローブローに。辰次郎の右腕を左ミドルで蹴っていく小森に、辰次郎は飛びヒザ、右オーバーハンド。小森は未知フックからヒザに行くが連打してしまい注意を受ける。小森が右フックで前に出てボディ連打とヒザ。さらに右ミドル。辰次郎は前蹴り。攻撃を出し続ける小森はスタミナの衰えが全く見えない。


 3Rも右ミドルを多用する小森。左ミドルを蹴ったところで辰次郎が右ストレートを合わせる。小森はいきなりラッシュを仕掛けて左右の連打で辰次郎にロープを背負わせ、右フックをクリーンヒット。辰次郎は態勢を入れ替えると左三日月蹴りで逆襲。ここで疲労が見え始めた小森に辰次郎はワンツー、右カーフ。小森は組み付いてのヒザ。そこへ辰次郎のワンツーがヒットする。蹴り足をキャッチしてマットに叩きつけるラフファイトの辰次郎。


 本戦の判定はドロー! 延長戦へ突入する。小森のワンツー左ミドルに辰次郎は右カーフ、左ボディ。辰次郎が入ってくるところへ左ミドルで迎え撃つ小森だが、辰次郎に前蹴りで押される。小森は密着してアッパーを突き上げる。辰次郎の顔面前蹴りでのけ反る小森。組んだ小森は右ロー、ヒザ、一度離して右ストレート。しかし、組んで2度ヒザを蹴ったとしてイエローが提示される。酌もうとする小森に辰次郎は右フックから左フック。小森は左ミドル連打で前へ。辰次郎も前蹴り連打から右ストレート。


 熱闘の決着は、判定3-0で辰次郎が格上の小森を破った。

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