MMA
インタビュー

【PANCRASE】会見コメント追加。女子フライ級王座戦・杉山しずかvs.渡邉史佳、ストロー級王座戦・黒澤亮平vs.植松洋貴。井村塁vs.松井斗輝、粕谷優介vs.バルボーザ、藤野恵実vs.本野美樹、合島大樹vs.後藤丈治も=3月9日(日)横浜

2025/03/08 15:03

▼フェザー級 5分3R
Ryo(リバーサルジム横浜グランドスラム/RINGS)3位、5勝5敗 65.8kg
山本歩夢(K-PLACE)5勝2敗 66.1kg

RYO リングス/グランドスラム横浜所属のRyoです。明日は最初から行きます。

山本 K-PLACEの山本歩夢です。1R目から極めに行きます。

3連敗から名田英平、栁川唯人相手に2連勝。2024年6月の前戦で平田直樹に判定負けでフェザー級コンテンダー争いから後退したRyoだが、2021年には現王者・透暉鷹を最終ラウンド残り1秒、魂のフロントチョークで仕留めるなど“激闘王”として知られる。

 今回対峙するのは、柔道エリートの山本歩夢。インターハイ5位入賞の実績からDEEPで3連勝。2022年3月の『RIZIN 34』でRYUKIにTKO負け後、7月の『ROMAN ZERO』で2年4カ月ぶりの再起戦を道衣ありのMMAで戦った。2024年12月のPANCRASE初陣で合島大樹と対戦予定も、交通事故により欠場。今回が仕切り直しの一戦となる。

 5勝すべてが1R決着と圧倒的なフィニッシュ力を誇る山本と、最後の1秒まで勝負を諦めないRyo。試合開始から終了の瞬間まで目が離せない両雄のぶつかり合いだ。

(※以下、会見でのコメント)

山本 今回、フェザー級で仕切り直しの一戦になりますが、いつも通り1RでしっかりKO・フィニッシュします。よろしくお願いします。

Ryo 今回、試合を組んでくださったPANCRASEさん、支えてくださった皆さんがいらっしゃって試合ができることをすごく喜んでいます。全力でぶつかっていきたいと思います。よろしくお願いします。

――相手の印象と、試合が決まった時の気持ちを教えてください。

山本 3R目で逆転フィニッシュしてるなというのが印象です。試合が決まった時は、そうですね。他の選手が3R目まで極めきれなかったから逆転されてるだけなので、僕は1Rでしっかり仕留めます、と思ってオファーを受けさせていただきました。

Ryo 印象は、もう本当に若くてバリバリ行っちゃうぜ! って感じの印象ですよね。今大会の中でも若さ溢れる、かき乱してやるぜ! というような印象を持ってます。試合が決まった瞬間は、そういった元気でイケイケで、っていう選手が僕に来るってことは、僕もイケイケなんだなって思ってるので、めちゃめちゃ嬉しかったです。

――お2人とも柔道出身ですが、ファイトスタイルは異なると思います。お互い、相手よりも自分が上回っていると思うところはどんなところでしょうか。

山本 何だろう……組み、極めは上回っていると思います。乗りに乗せた時のバックブローだとかヒジがちょっと怖いかなぁぐらいですかね。ナメて試合をやってるとそういうのが当たると思うんで、もう最初からブッ倒すつもりで気を引き締めていきます。

――長期戦での自信はいかがですか。

山本 長期戦での自信はないです。1Rで仕留めます。

――それを受けて、Ryo選手、いかがですか。

Ryo 素直な選手だな、素敵だなと思いました。僕だったら隠して、ああじゃない、こうじゃないって言っちゃうかもしれない。優っているところで言ったら、経験ですよね。これは絶対的だと思います。それが第一です。この経験の差が、しっかり見ている人に伝わるようなパフォーマンスに繋げたいと思います。

――手は合いそうですか。

Ryo どちらかと言ったらたぶん合わないと思います。だからちょっとキツイな、苦手だなと正直思ってます。

――山本選手、前回(※2024年12月)は減量中に事故に遭われて試合ができませんでした。その怪我の具合と、練習をいつごろから再開されたか教えてください。

山本 2、3週間ぐらい休んで、徐々に練習は再開しましたね。首はまだ正直痛いんですけど、そんなことも言ってられないのと、今回フェザー級でお願いしたのは、正直バンタム級だと、怪我して減量っていうのがすごく辛いなということも分かったので、フェザー級でしたらどこか骨折していてでも出場するので、っていうので、とりあえず今回はフェザー級でお願いしました。

――ということは、適正階級はバンタムだと思っている?

山本 バンタム級で一度試合をしてみたいのと、この間も65kg切ってるぐらいの段階で、水抜きもなしで調子も良かったので、バンタムで行きたいなとも思いますけど、そうですね……正直、減量してもしなくてもあんまり気にしないんで、試合を組んでくださりのであれば、バンタムでもフェザーでもいいので試合をします。

――相手はフェザー級きっての激闘王のRyo選手は、山本選手と同門の栁川唯人選手ともすごい試合をしています。そのRyo選手にどのように挑みますか。

山本 柳川は柳川なんで、MMAで勝とうとした結果が、最後、大逆転というのがあると思うんで。変に型にはまらず僕の戦い方で闘えば、ハマる試合ができるんじゃないかなと思ってます。

――山本選手は、これまで勝利の全てが1Rフィニッシュ。今回も狙いますか。

山本 そうですね。3R戦う練習もしてはいるんですけど、まだ試合で出せるような感じではないと思うんで、1Rでフィニッシュしようかなとは思ってます。もしそこで2R、3Rいった時、疲れた時に出る技とかがどんなもんなのかっていうのも、僕自身ちょっと興味があるなっていうのはあります。でも、辛くなってもちゃんとフィニッシュして勝つので、期待していてください。

――Ryo選手、これを受けていかがですか。

Ryo すごく素直な、誠実な選手だなって、僕は思いますよ。

――そこで、Ryo選手はどのように戦おうと思っていますか。

Ryo 1Rの決着率が高いということは、やはり1Rに全力を振っている部分が大きく占めていると思うんですね。だから、こっちも1R目からブッ放しますよ。

――初参戦の選手に対して、PANCRASEランカーとしての意地は。

Ryo 意地とかプライドとかは、あるっちゃありますけど、ないっちゃないんで。時として、それは要らないでしょっていうプライドってあると思うんですね。今回に関しては、要らないと思ってます。僕がパンクラスさんにお世話になったのが5年前なんですけど、その時の新たな気持ちで、『初めまして、よろしく願いします』っていう気持ちでいきます。

──今回も会場を沸かせてくれるでしょうか。

Ryo 当たり前ですよ! 俺ですよ。

――Ryo選手、最近はジャッジなど運営面でも関わっていらっしゃいますが、そのことは選手としてどのような影響がありますか。

Ryo 試合のお手伝いは、客観的に物事を見られるという点ですごく成長にも繋がりますね。そして、試合を遠くから見ているわけじゃないですか。そうすると、選手の気持ちでもあるし、選手じゃない時の気持ちでもあるから、じゃあ自分が選手になった時は、どうしよう、ああしよう、っていうふうに思えるということが新たに生まれたというのはすごく良かったなと思います。

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