▼フェザー級次期王座挑戦者決定戦 5分3R
〇平田直樹(トライフォース柔術アカデミー)2位・7勝2敗 66.00kg
[判定3-0] ※30-27×3
×Ryo(グランドスラム/RINGS)3位・第3代THE OUTSIDER 70-65kg王者・5勝4敗 65.85kg
平田は、2023年4月のPANCRASE初参戦から4連勝中。渡辺謙明を初回肩固めに極めると、糸川義人を2R TKO。遠藤来生、亀井晨佑に判定勝ちでフェザー級戦線トップに躍り出た。
“ミラクル”Ryoは、2020年のPANCRASE初参戦から3連勝後、4連敗とどん底に落ちるが、2023年は7月に名田英平に判定勝ち後、12月に栁川唯人を最終回に逆転の腕十字に極め、2連勝中。
新居すぐるが持つPANCRASEフェザー級のベルトへの挑戦権を手にするのは平田かRyoか。ケージサイドには、7月28日の『超RIZIN.3』で摩嶋一整と対戦するPANCRASE王者・新居すぐるが見守る。平田直樹チームには妹の平田樹の姿も見えるなか、Ryoの応援には師匠の前田日明もケージサイドに駆け付けた。
1R、サウスポー構えのRyo。オーソの平田。Ryoは左ボディストレート。右関節蹴り。詰める平田に右ジャブ、左ストレートで押し戻すRyo。平田は右ミドルを当てて、右ハイからシングルレッグもRyoが差し上げると平田はヒザ蹴り。
右ボディストレートの平田にワンツーのRyo。右フックで飛び込む平田。Ryoはブロッキングして左前蹴り。ガード上にワンツー。平田のシングルレッグからのバックテイクに倒れずアームロック狙い。崩す平田にすぐに立ち上がる。3者10-9で平田支持。平田は左目下を腫らす。
2R、シングルレッグから右バックヒジを突くRyo。平田の入りにヒザ蹴りを当てる! そこにシングルレッグの平田。片足立ちのRyoは顔面にパンチ、しかしボディロックテイクダウンの平田はサイドに! スクランブルするRyo。
なおも追いバックについていく平田。立ち上がるRyoを崩して両足フックからシングルバックに。ここも首は絞めさせずに亀から立ち上がるRyo。
スクランブルで立つRyoだが正対際にスイッチは外され、平田は腰をクラッチしてコントロール。立つRyoの背後につく平田。そこにヒジを突くRyo。3者10-9で平田のラウンドに。しかし平田の左目は大きく腫れる。
3R、右ミドルの平田。左右で詰めるRyoだが、その前がかりになったところにダブルレッグテイクダウンは平田! すぐに立つRyo。
また崩す平田に立つRyoはついに正対して離れる。右アッパーで前に出るRyo! 平田のニータップを切ると平田も右ボディ! ワンツーのRyo。
前蹴りを腹に効かせる平田にRyoはくの字になるも右ローで前に。そこに組む平田。バッククリンチに正対するRyo。平田は小外がけテイクダウン! 立つRyoはバックヒジを入れるも組む平田が投げてホーン。
熱戦の判定は3-0(30-27×3)で平田が勝利。左目下を大きく腫らした平田はRyoと握手をかわした後でマイクを握り「しっかり勝てたんで次タイトルマッチお願いします」と語った。