撮影/鈴木雄一郎
BreakingDown 15
2025年3月2日(日)東京ドームシティ プリズムホール
▼メインイベント(第21試合)ライト級(70.0kg以下)キックルール ワンマッチ 1分3R
×白川ダーク陸斗
3R TKO ※レフェリーストップ
〇西谷大成


白川はRIZINで朴光哲、青井人、山本琢也に3連勝後、中原由貴に判定負け、ライト級で矢地祐介に一本負けと2連敗も、2024年7月DEEPでの中村大介との接戦を制し、再起を遂げた。2024年11月の『RIZIN LANDMARK 10 in NAGOYA』ではマゲラム・ガサンザデに判定負け。2024年12月の『GROUND ZERO』でMMAデビュー戦の奥山貴大に腕十字でまさかの敗戦を喫している。

西谷は「朝倉未来1年チャレンジ」の1期生として2020年8月にDEEPでプロデビュー。RIZINにも出場を果たしたが、2023年6月に鈴木博昭、2024年4月に高木凌に共にKO負け。8月のDEEPでも海飛に敗れてMMAで3連敗中。BreakingDownではアルバート・クラウスや横田一則に勝利して5連勝だったが、2024年2月のYURA戦で敗れた。前回はメカ君とベアナックルMMAで対戦し、判定勝ちしている。

1R、白川は頭を左右に振り、左右フックから左ハイ。西谷は右フックを繰り出すが、白川は細かくパンチを出してしっかり当てていく。

2R、白川は左ボディから左フック、左フックから左ボディ、左ハイ、ワンツーと自分の距離で攻撃を出していく。西谷はなかなか手が出せず、終盤にワンツーを出して前へ出るが白川が左フックで迎え撃つ。

3Rは西谷が前へ出る。しかし、左フックをヒットさせたのは白川。西谷の右フックはかわす。左右フックを細かく当てていった白川だが、入り込んだ西谷が連打からの左フックをヒットさせてダウンを奪う。

立ち上がった白川に、連打で襲い掛かる西谷に押されるように倒れ込んだ白川。しかし、立ち上がると足を痛めたらしくすぐに座り込んでしまった。右足をひねったようだ。レフェリーが試合をストップし、西谷のKO勝ちとなった。

西谷はマイクを持つと「やべぇ、勝っちゃった。勝つ気満々やったけれど複雑や。でも倒す気は満々でした。いろいろないい試合があってそれでメイン始まったので、倒しても倒されても派手な試合しようと思ったんだけれどなかなか距離感合わず苦戦して。次は、試合が決まるか分からないけど、俺も頑張って練習してるよ。バンタムには下げられないとだけ言っておきます。悲しいからはよ帰らせて」と、複雑そうな表情を浮かべてMMAの試合をやりたそうだった。



