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レポート

【BTC】須藤が竹内に腕十字極めてProgressフェザー級王者に! 神龍誠がメネギンにポイント勝ち。MMAでガーダムが竹本に判定勝ち、寒天マンとハンギは痛み分け、山崎がジュンウをTKOで6連勝、ジュンヨンが上田に判定勝ち、Progress 大脇が中島にチョイバー極める、ボグダノフが二之宮に一本勝ち

2025/02/26 17:02

▼第5試合 フェザー級 5分2R
△寒天マン(日本)66.15kg
[判定3-0] ※19-19×3
△チェ・ハンギ(韓国)66.05kg
熊崎夏暉(BRAVE)は負傷欠場

 今大会でチェ・ハンギ(韓国)と対戦予定だった熊崎夏暉(BRAVE)が、練習中に足首を負傷し欠場。代わって寒天マンが、フェザー級2回戦でチェ・ハンギと対戦することが発表された。

 熊崎の欠場を受け、Progress実行委員会では各方面で代替出場選手探しに。その各方面のなかにNAGOYA TOP TEAMという東海地区のプロ練習を率いる春日井たけし氏も含まれていたが、「目星をつけていた選手が出られないので、自分が出ます」という返答があった。

 すぐに出場を打診するとフライ級とバンタム級で日本のトップとして活躍していた春日井が、今は体重が70kg以上あり、10日間でバンタム級まで落とせずフェザー級で2回戦なら戦うという条件のもと、チェ・ハンギサイドにも確認を取った。

 通常体重で70kg弱、今は68kgというチェ・ハンギも春日井と戦うことを即答。その後、春日井から「試合はあくまでも、寒天マンとして戦います」という連絡があり、試合出場に向けた戦績資料等にもプロMMAのキャリアはなく、競技実績も2024年のNARIAGARI キックボクシング・ライト級トーナメント優勝とだけ書かれたものが届いている。

 Progress実行委員会としては、MMAに関しての競技ポリシーと安全性の確保、対戦相手と対等に近い環境を提供する(イコールコンディション)というスポーツマンシップに則り、マスクの使用に関しては容認できなかったものの、5分2R制を取り入れてこの試合が実現することとなった。寒天マンとしてのMMAは2024年4月のNARIAGARIでのRNCによる一本勝ち以来の試合。春日井“寒天”たけしとしては、2022年5月のHEATの笹晋久戦が最後の試合となっている。

 緊急参戦の寒天マンは主催者を通じて、「試合がしたくて、試合をするんじゃない。試合が怖くてやめた人間だし、緊張するし、大怪我するかもしれない。だから戦うんです! 身体が動かせるうちは。自分に試合という名の不快感を与えて、それを脱しようとする事で成長出来ると信じているので! レベルアップするには、戦いの場に立たないといけない。自分との勝負! 相手の映像をみて研究なんて必要ない! 試合当日は今、出来るベストパフォーマンスを出せるようにやり切ります!」と意気込み。

 対して、Angel's FCでタイトル挑戦経験のあるチェ・ハンギは「自分にとって日本の大会はUFCと共に、いつか戦いたいと思っていた場所です。貴重なチャンスを下さったBreakthrough Combatの皆さんに感謝致します。相手は試合経験こそ少ないですが、無敗の選手なので抜かりなく準備をしていきます」と油断はしないとコメントした。

 1R、ジャブ&ロー、右カーフのハンギに、寒天マンは右オーバーハンドを合わせて、左前手フック、ボディストレートも。互いの入りにバッティングでハンギが右額をカット。中断後、再開。左ボディストレート、右フックの寒天マンに、詰めるハンギはダブルレッグテイクダウン。立つハンギは寒天マンの動きにバッククリンチヒザ。正対する寒天マン。

 2R、オーソから左の蹴りのハンギは右ハイも。ボディストレートの寒天マンは、ダブルレッグで押し込むも戻すハンギはバッククリンチから崩して手を着かせてバックに! リアネイキドチョークを狙うが、向き直りが得意な寒天マンは正対、ここでトップの取り合いを制したのはハンギ。セコンドの“コリアンゾンビ”ジョン・チャンソンの大きなゲキに最後にトップからパウンドもゴング。

 判定は3-0(19-19×3)で両者痛み分け、ドローとなった。

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