▼第7試合 フライ級 5分3R
×上田将年(G-face TEAM 緒方道場)20勝12敗2分 57.1kg
[判定0-3] ※27-30×3
〇イ・ジュンヨン(韓国)6勝2敗 56.6kg
Progress実行委員会は、2024年10月に福岡『Bloom FC』に2人のフィリピン人選手の招聘をサポート。同大会のメインでアリエル・オリバースに快勝した上田が「強い相手と戦いたい」、「痺れる試合がしたい」と訴えた言葉を受けて、Breakthrough Combatが上田にコンタクトし、上田もBreakthrough Combatの在り方に賛同したことで出場が決定した。
また同じフライ級ではオトゴンバートル・ホルドバートル、チェ・スングク、チョ・ジュンゴンという顔触れが参戦を果たしているなか、元Black Combatフライ級王者のイ・ジュンヨンが上田の対戦相手を務めることが決まった。
MMA5勝2敗のイ・ジュンヨンも韓国の国内王者から世界を目指しONE FFに挑んだが、チーム・ラカイのジアン・クラウド・サクレッグに1R、左でダウンし右オーバーハンドからのラッシュにTKO負けし、今回が仕切り直しの一戦となる。右利きサウスポーのような動きから右ヒジなど接近戦も厭わないジュンヨンを上田はいかに攻略するか。
「九州で少しでも強い相手と戦い、その背中を若い選手たちに見せる」という気概を見せる漢・上田将年と、母国を出て強さを求めるイ・ジュンヨン、両者が現状突破をかけて戦う一戦は、熱い戦いが期待される。
BTC初参戦の上田将年は、主催者を通じて「今回は素晴らしい大会に、そして海外の良い選手とのオファーありがとうございます。長年、国内団体で闘ってきた選手として、日本人選手の意地を見せたい。そして地元福岡の若い選手達に地方からでも勝てるぞという背中を魅せたいです。相手に若さでは勝てませんが、勝ちへの執念は相手より勝れるよう頑張ります! 応援の程よろしくお願いします」と意気込み。
日本初参戦のイ・ジュンヨンは、「前の試合結果が良くなかったのにも関わらず、日本で戦う機会を与えていただき誠にありがとうございます。上田選手は経験豊富なベテランと聞きました。そのような強い相手と憧れの日本での初試合ですが、自分も全力を尽くして存在証明をしてみます。応援宜しくお願い致します」とコメントした。
1R、ともにオーソドックス構え。ロー右ミドルハイ、右カーフと上下に散らすジュンヨン。上田はジャブで圧力をかけ、レベルチェンジのフェイントも深追いせず。
2R。右ミドルハイ。右カーフを当てるジュンヨンはオーソから左ハイも。ブロッキングの上田はジャブで戻して右ミドルハイも単発。ジュンヨンが左右の蹴りで遠い間合いで制する。
3R、右カーフを当てる上田。左ミドルハイをガード上に突くジュンヨンだが、アウトキック。上田も中に入れず、左の蹴りから詰めて上組みも突き放すジュンヨン。右ミドルを当てる上田だが、ジュンヨンも右カーフを当てて打入り。判定3-0(30-27×3)でジュンヨンが勝利した。
試合後、ジュンヨンは「組みを警戒して消極的な試合になってしまいました。強い相手に勝ち続ければいい機会が来ることを祈っています」と語った。














