▼第6試合 バンタム級 5分3R
×竹本啓哉(ALIVE)61.65kg
[判定0-3] ※28-29×3
〇トレント・ガーダム(豪州)61.5kg
ガーダムは、長らくタイのタイガームエタイで選手兼トレーナーとして活動していたが、このたび名古屋のHEATジム所属となり、試合機会を求めていたところ、竹本啓哉(ALIVE)との対戦が決定した。
両者は同じ名古屋で、春日井“寒天”たけしのもと、Nagoya Top Teamでともにトレーニングをする間柄だったが、対戦が決まったことで竹本がNTTでの出稽古を休止し、今回の試合に向けて調整をしている。
その竹本はGladiatorを主戦場とし、バンタム級王者にも2度就いているが、35歳を迎えるにあたり「今後はベルトよりも強い相手、特に名前も知らないような未知の強豪と戦いたい」という希望を持っており、強い相手を求めるうえで練習相手のガーダムとの試合を了承したという。2024年は5月にデッチプールに横三角絞めで一本勝ち。7月の前戦で竹中大地に判定負けからの再起戦となる。
試合に向けて竹本は「UAEW、RIZINと大きな舞台で戦ってきたトレント選手と試合できて光栄です。そんなトレント選手に勝って今年は飛躍の1年にします」と再起を誓う。
27歳のガーダムは、2023年6月の『RIZIN.43』で後藤丈治にツイスターで敗れた後、UAE Warriorsで1分1敗、HEX Fight SeriesでのRNCによる一本勝ちを経て、24年11月の前戦WLF MMA 80でジャン・チンエーとドローとなっている。
BTC初参戦に「2月26日に東京で開催されるBreakthrough Combatの第3回大会に出場できることを非常に嬉しく思っています。私の目標は、対戦相手の竹本選手を破り、激しいフィニッシュを決め、2025年のキャンペーンのスタートに素晴らしい勝利を収めることです」と意気込みを語った。
とにかく試合に飢えている両選手の対戦、クラシカルなストライカー×グラップラー対決でどのような攻防が見られるのか、注目だ。
1R、サウスポー構えの竹本にオーソのガーダム、竹本はインロー前手のフック。ガーダムは右ストレートで入るが、竹本はシングルレッグからハーフに引き込み、両足をまたいで束ねてからバックテイク。ツイスター狙う
2R、サウスポー構え同士に。激しいジャブの刺し合いから左ストレートをヒットさせるガーダム。竹本も前手を突くと、シングルレッグへ。切りかけるガーダムに手を掴んで引き込みハーフの竹本。
3R、ジャブを刺し、竹本は手を掴んで引き込みハーフも脇差すガーダム。潜りを許さず押さえ込みながら細かくヒジを落としてゴング。ガーダムは練習仲間の竹本に「すごいよ」とハグし、咆哮した。
判定3-0(29-28×3)で勝利したガーダムは「1Rちょっとしんどかったけどどうしても日本で勝ちたかった。スタミナは十分でした。タケモトとは練習していて、1R目に彼の作戦が見えて以降しっかり戦えてよかった。戦い続けてRIZINにまた出て、ベルトを獲りたい」と語った。

















