▼第6試合 フライ級 ムエタイ 3分3R
×ジョハン・ガザリ(マレーシア/米国)
[判定0-3]
〇ジョハン・エストゥピニャン(コロンビア)
18歳のガザリは家族全員がムエタイ選手。ONEには2023年2月の『ONE Friday Fights 6』から参戦すると、タイ、ロシア、メキシコのファイターに5連勝。2024年6月の『ONE 167』で本戦初出場を果たしたが、ニューイェン・トラン・デュイ・ニャットに判定負け。9月の『ONE 168』ではホスエ・クルスを初回KOした。
エストゥピニャンはコロンビア初のONEファイターで、2024年5月の『ONE Friday Fights 64』で初参戦、トリッキーなファイトスタイルで大森弘太を1Rわずか27秒でKO勝ちし、6月の『ONE 167』ではザファー・シャイックに判定勝ち、9月の『ONE 168』ではショーン・クリマコをKO、10月の『ONE Fight Night 25』でもザカリア・ジャマリをKOして4戦全勝。
1R、軽快な動きのエストゥピニャンがサウスポーから派手な蹴り技で先制。前蹴り、飛び蹴り、飛びヒザと放って行き、ガザリはワンツーで前へ出ていくが蹴りの距離のためエストゥピニャンに届かない。ならばと右インローで足を止めにいくガザリ。そのローにエストゥピニャンは左ストレートを放つ。
エストゥピニャンは右カーフから左の顔面前蹴り。エストゥピニャンの右前蹴りにガザリが右ストレートを合わせ、のけ反っていたエストゥピニャンにタイミングよく当たりダウンを奪う。抗議するエストゥピニャンだがカウントが数えられた。
2R、エストゥピニャンはハイキックに顔面前蹴り、ガザリはワンツーですぐに前へ出ていく。エストゥピニャンの飛び二段蹴りにも即座に右を返すガザリ。左ミドルから左ストレート、右ミドルから右ストレート、左ハイから左ストレートと攻め込むエストゥピニャン。
ガザリはエストゥピニャンが蹴りを放つとすぐに右を打って行く。さらに右ローで軸足を蹴る。右ローで前へ出ていくガザリだが、そこへエストゥピニャンが左ミドルからの左ストレートでダウンを奪い返した。
3R、前へ出るガザリはハイキックを蹴り合い、エストゥピニャンの蹴りに右を打つ。さらに右ロー。エストゥピニャンはジャブを多用し始め、左右にスイッチしながらワンツーを打つ。
このラウンドはあまり蹴らず、前手のジャブとフック、ガザリが詰めてくるとボディストレート。ステップで軽快に回り込んでガザリの突進をかわし、ジャブを突いては回り込むエストゥピニャン。試合終了すると、エストゥピニャンはケージに登ってバック宙を決めた。