▼第3試合 フェザー級 キックボクシング 3分3R
〇野杁正明(team VASILEUS)
[2R 0分14秒 KO] ※右インカーフキック
×シャーキル・タクレティ (イラク)
野杁は2009年にK-1甲子園初となる高校1年生王者になり、“怪物”と呼ばれるようになった。圧倒的なテクニックと類まれなるセンスでプロ転向後すぐにトップクラス入りし、WBCムエタイ日本スーパー・ライト級王座、第2代Krushウェルター級王座、NDC -66kg王座などを獲得。2017年6月には日本人選手として初めてゲーオ・ウィラサクレックに勝利し、第2代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者に。
翌年にはウェルター級に転向し、ジョーダン・ピケオーには敗れたもののその後は連勝。2021年9月の「第2代ウェルター級王座決定トーナメント」を全試合KOで制して2階級制覇。2021年のMVPを獲得した。2022年6月の『THE MATCH』で海人との国内頂上決戦に敗れるが、その後は2連続KO勝ちで復活。2024年6月に『ONE 167』でONE初参戦を果たしたがシッティチャイに判定3-0で敗れた。12月の2戦目でもリウ・メンヤンにも判定で敗れ連敗中。戦績は49勝(25KO)13敗。
タクレティは2023年10月の『ONE Fight Night 15』でONE初参戦。バムパラ・クヤテに判定勝ちを収めたが、2024年1月の2戦目でルンラーウィー・シッソンピーノン(タイ)にTKO負け。過去2試合はオープンフィンガーグローブ着用のムエタイルールで試合をしており、ヒジ打ちでダウンを奪ってもいる。186cmの長身(野杁は175cm)。加えて、クヤテ戦は79.15kgのキャッチウェイト、ルンラーウィー戦は1階級上のライト級(-77.1kg)で試合をしていた。
1R、野杁は高いガードで構えて左右ロー、タクレティは組んでヒザを蹴って注意を受ける。前蹴りとジャブのタクレティに野杁は右ロー、左ミドルハイも蹴る。野杁の右カーフにバランスを崩すタクレティはスリップダウン。ヒザを蹴るが足を戻したところを野杁に右ローを蹴られる。ガードを固めて前へ出る野杁が詰めていき、タクレティはヒザで応戦も右カーフで手を着きダウン。
2Rが始まってすぐ、野杁が右インカーフで右足を蹴るとタクレティはダウン。そのまま立ち上がる素振りはなく、野杁のKO勝ちとなった。ケージに登り、勝利をアピールする野杁。3戦目にしてONE初勝利を飾った。
満面の笑顔で勝利を喜ぶ野杁は「素直に嬉しい気持ちが一番ですけれど、12月に負けたにも関わらず短期間でこんな素晴らしいイベントに出させていただいたONE Championshipとチャトリ代表に感謝しかないです。日本大会あるので怪我もないですし、準備も万全にできているのでぜひ出させていただきたいです。僕がONEに参戦した目標はフェザー級のベルトを獲ることなのでそれにつながる、どんな相手でも挑戦していきたいと思うのでベルトにつながる試合を組んでもらえたら嬉しいです」と勝利者インタビューに答えた。
◥◣🎌野杁正明が歓喜のONE初勝利🎌◢◤
— ONECHAMPJP (@ONECHAMPJP) January 24, 2025
野杁が強烈なローキックを
シャーキル・タクレティ🇮🇶に叩き込み続けて
KO勝利🦵💥
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