▼第2試合 キャッチウェイト (62.26kg) ムエタイ 3分3R
〇スリヤンレック・ポー・イェンイン(タイ)
[2R 2分09秒 TKO] ※3ノックダウン
×タン・ジン(ミャンマー)
スリヤンレックはラジャダムナンとルンピニーの2大殿堂でランキングに名を連ねたほか、タイのテレビマッチである『ワンソンチャイ』フェザー級王者の肩書を持つ。パンチを得意とするハードパンチャーで、激闘派ファイターとして名を馳せ、2019年12月のK-1名古屋大会に初来日。当時K-1スーパー・バンタム級王者の武居由樹と対戦。合計3度のダウンを奪われて判定で敗れるも、そのたびに立ち上がって武居に反撃。3R終盤には猛反撃に出て武居をヒヤリとさせた。2020年2月にも再来日したが、軍司泰斗に判定で敗れている。ONEには2023年7月の『ONE Friday Fights 25』から参戦し、タイ人を相手に4勝2敗。前戦は2024年9月にジャオスアヤイに判定負け。
ジンはラウェイの戦士。『ONE Friday Fights』には2024年2月から出場し、ジャイシン・シットナヨックパンサック(タイ)に鮮やかな左フックのカウンターで2R TKO勝ち。8月にはタイ・ソー・チョー・ピャッウータイ(タイ)もボディへの猛攻で1R1分14秒、マットに沈めている。9月には武尊との初のキックボクシング戦に臨み、2RにKOで敗れるも1Rに武尊から左フックでダウンを奪った。
当初この試合は60.78kgのキャッチウェイトで行われるはずだったがスリヤンレックが計量オーバー。62.26kgのキャッチウェイトで行われることになった。
1R、ジンが右カーフで先制。スリヤンレックも右ローを返すが、ジンの右カーフで転倒する。スリヤンレックはジンの右カーフをもらうたびにバランスを崩しながらもパンチを返す。ジンは徹底してジャブからの右カーフかと思えば左ボディを打つ。スリヤンレックは前へ出て右フックを思い切り振るが、ジンに右カーフを蹴られて後退。ジンの左フックからの右カーフで大きくグラつくスリヤンレック。
2R、ジンの右カーフでグラついたスリヤンレックにジンは飛びヒザ蹴り。追い込まれたスリヤンレックだが、ジンの右カーフに右フックを合わせて尻もちをつかせる。続けてジンの右カーフに今度は左フックを合わせ、ジンが倒れるとダウンがコールされた。
両手を大きく広げて「ダウンじゃない」とアピールするジンだが、試合は続行。スリヤンレックがラッシュを仕掛け、左右フックの猛攻。ジンも打ち合うが後ろを向き気味に下がろうとしたところで右フックをもらって2度目のダウン。さらに前へ出て左右フックを振り回していくスリヤンレックの右ストレートがさく裂し、3ノックダウンでスリヤンレックが逆転勝利。
スリヤンレックは勝利者インタビューで「インターバルでセコンドに、足の痛みはあるかもしれないけれどこの試合で全てを出し切らないとダメだ、と言われた」と発破をかけられたと語った。
#ONE170 速報📣
— ONECHAMPJP (@ONECHAMPJP) January 24, 2025
スリヤンレック🇹🇭はタン・ジン🇲🇲の
強烈な右カーフキックで追い込まれるも
2ラウンドにダウンを3度奪い逆転TKO勝利🤯💥
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