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【RIZIN】クレベルが鈴木に判定勝ちで王座奪還、堀口がズールーの打撃に苦戦も強いTDパウンドで判定勝ち防衛、サトシがケラモフを三角絞め4度目防衛! 伊澤が1R一本勝ち、元谷が秋元を完封、シェイドゥラエフが久保をTKO、ダウトベックがYA-MANの打撃に組みで競り勝ち、福田が左で芦澤を54秒KO、桜庭が矢地を26秒TKO!

2024/12/31 16:12

▼第3試合 RIZINフェザー級(66.0kg)5分3R
〇武田光司(フリー)66.00kg
[判定3-0]

×新居すぐる(HI ROLLERS ENTERTAINMENT)65.70kg

レフェリー:ジェイソン・ハーゾグ
ジャッジ 松宮/武田 [D 0-0/ A 0-0/ G 20-0]
橋本/赤武田 [D 0-0/ A 0-0/ G 20-0]
石川/武田 [D 0-0/ A 30-0/ G 20-0]


 かつての練習仲間同士の対戦。武田は、2024年3月のフェザー級初戦で萩原恭平に判定勝ち。6月、無敗のラジャブアリ・シェイドゥラエフに1R リアネイキッドチョークで無念の一本負け。10月にビクター・コレスニックとの対戦が決まっていたが、コレスニックが感染症を罹患し緊急手術を行ったため中止となっていた。

 新居は、2022年7月にハンセン玲雄を、2022年12月に高木凌をいずれも1Rにアームロックで仕留めると、2023年6月の『RIZIN.43』北海道大会では、かつての練習仲間の飯田健夫を1RでKO。9月のPANCRASE第10代フェザー級王座決定戦では亀井晨佑を2Rにセンタク挟みで仕留め、王座に就いている。大晦日には弥益ドミネーター聡志を右フックでマットに沈め、全てフィニッシュして5連勝を飾っていたが、7月の摩嶋一整戦でリアネイキドチョークを極められ連勝がストップ

 グレコローマンレスリングをベースにドミネートするグラップリングの武田に対し、新居はアームロックとセンタク挟みのコンボの一点突破型グラップラー。フィジカルが強い武田にいかにその必殺技をセットアップできるか。組むためには立ち合う必要があり、そこでKOも見せている新居の打撃と、武田の連打にも注目のスタンドだ。



 1R、
サウスポー構えの武田。オーソの新居。圧力をかける武田に新居はヒザ蹴りもかわした武田は組みに。そこに得意のアームロックを狙う新居は後方に回して顔に足をかけて腕十字、さらにセンタク挟みに。



 まだ手をクラッチしてトップで凌ぐ武田は、回そうとする新居に返らずトップのまま。キムラクラッチは解かない新居に、クラッチを回そうとする武田。新居はクラッチを解くとそこに右のパウンド連打の武田。新居はその勢いで場外逃避の形もブレーク。



 じりじり詰める武田。右回りの新居に右ローを細かく打つ。



 2R、
圧力をかけて右ロー、ワンツーの左で前に出る武田。右前蹴り、シングルレッグからボディロック。左小手の新居に右差しで押し込む武田はバックに回ろうとするが回させない新居はコーナー背に凌ぐ。



 なおも右差しで押し込む武田は、左の細かいパウンド。3分経過。左ヒジ、肩パンチも打つ武田に新居はバックは譲らない。ブレーク



 サウスポー構えから右前蹴りで詰める武田は右ロー。新居はローに右を振るとここはかわした武田だが、最後に新居は右! 武田はブロックして後転して立ち上がる。



 左を突いて一気に組んだ武田。新居はコーナーに半身で凌ぎ、武田の小外がけにも崩れず。再びコーナーに戻ると左小手で凌ぐ新居にバック狙い。体を入れ替える新居を再びコーナーに押し込みクラッチ、崩すが、コーナーから剥がされない新居。その右ヒザがローブローとなり、中断。




 右差しから再開の武田は押し込み。新居は左小手か正対し、右ヒザが入る。しかし2発目が音を立てて金的に。中断。武田は腰が崩れる。「やる」という武田だが、力が入らず。アクシデントのローブローにより、3R 4分09秒時点での判定に。



 判定3-0で武田が勝利した。

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