▼第6試合 RIZINヘビー級(120kg)5分3R
〇上田幹雄(BRAVE)107.85kg
[2R 2分31秒 KO] ※左ヒザ蹴り
×キム・テイン(ROAD FC)103.70kg
ともにプロ6戦目で100%のフィニッシュ率を誇るヘビー級戦。極真空手ベースの上田は近い距離でも打てる多彩な蹴りが武器。対するキム・テインはボクシングバックボーンのパンチのコンビネーションを持つ。両者共に課題はグラウンドのため、TKと合体した上田がいかにMMA打撃と組み技を消化したか。
1R、サウスポー構えの上田。キムの右の入りに左の蹴りを狙う。左ローで崩す上田。右ローも。キムは右の強打から両差しで押し込み。
四つに持ち込み、ヒザ突く上田。クラッチするキムの崩しに思わずロープを掴んで防ぐ。近距離でヒジ狙う両者。ボディロックで崩すキムに上田は片ヒザ立ちからすぐに立ち上がり。キムのシングルレッグを切ってスタンドに。
詰めて右ヒザの上田に、ヒザを返したキム、ローブローに。「注意」。再開。左ロー、ミドルハイを2発当てる上田。そこに右ストレートを打つキムは左フック! クリンチの上田。ブレーク。
オーソにスイッチし、サウスポー構えになり左を当てた上田だが、前に出る上田に組んで左差して小外で煽って崩したのはキム。バックを奪い背後からパウンド狙うもゴング。
2R、左の蹴りを当てて前に出る上田だが、キムの右にヒザが落ちる! クリンチの上田。ブレーク。キムはスタミナに難があるか右から左フックの大振りに、上田は右ストレートをヒット! 身体が泳いだキムだが、ボディロックテイクダウン。下の上田は蹴り上げて立つ。
右から左ヒザの上田! キムも右を返しブレーク。左ミドルを音を立てて当てる上田。組んでコーナーに押し込むと、右で差して、左手でキムの右腕を押さえて、0距離から左上段のヒザ!
腰から崩れたキムはダウンし片足を掴んだが、レフェリーがストップ。上田が残心をきめて勝利した。
試合後、上田は「上田幹雄です! 今までで一番厳しい戦いでした。去年の大晦日ヘビー級日本人対決を決めて挑んだ戦いで期待を裏切る形になりました。来年はヘビー級のベルトを作ってください。そのときしか自分は日本人と戦わず、海外選手を倒していきます」と語った。