▼第3試合 バンタム級(-55kg) 3分3R延長1R
〇鈴木真彦(TEAM 寿/同級1位、第7代RISEバンタム級王者)
KO 1R 1分26秒 ※右ストレート
×ジェイミー・ゲイマン(フィリピン/WCCS Philippines)
鈴木は軽量級離れしたパンチ力と卓越したテクニックで、2018年11月にトーナメントを制してRISEバンタム級のベルトを獲得。5年間無敗、20連勝という驚異の記録を打ち立てた。2022年6月の『THE MATCH 2022』ではK-1スーパー・バンタム級王者の金子晃大に判定勝ち。那須川天心に2度、志朗に2度敗れた以外は連勝も、2023年3月にK-1のリングで玖村将史にダウンを奪われて敗れた。8月にイマッド・サヒをKOして再起したのもつかの間、12月に大﨑孔稀に敗れ王座を失い、2024年3月に金子にリベンジを許した。戦績は35勝(20KO)9敗。
ゲイマンは初来日で戦績は23勝5敗。2024年World Muay Thai Championship 57kg級アジア王者の肩書を持つ。
1R、身体は小さいがパワフルなパンチをコンビネーションで打つゲイマン。左フックに鈴木が右ストレートを合わせ、グラついたゲイマンに鈴木がパンチをまとめる。ゲイマンも打ち返すが鈴木が打ち下ろすような右フックでダウンを奪う。前へ出る鈴木が左ボディ、打ち返してくるゲイマンへ右ストレートをヒットさせ、鈴木が圧勝を遂げた。
決着直後は不満足そうな表情をしていた鈴木だが、トロフィーをもらうと笑顔に。マイクを持つと「めっちゃ久しぶりの試合でリング最高ですね、戦うのめっちゃいい。最高です。去年11月にベルトを獲られてけっこう負けたりもしているんですど、今最高のチームのみんなと絶対に上がっていくので、後ろは振り向かず前の方が強かったとかいう声も覆して行くので見ていてください。来年、絶対にベルトを獲り返します。あと、やられっぱなしは嫌なのでK-1にも絶対に借りを返しに行くので期待してください」とアピールした。