▼第2試合 キャッチウェイト ムエタイ 3分3R
×リッティデット・ソー・ソンマイ(タイ)
TKO 2R 0分39秒 ※レフェリーストップ
〇士門(=吉成士門/エイワスポーツジム)
吉成名高の従兄弟である士門は名高と同じくジュニア時代からムエタイを学び、WPMFインターナショナルスーパーバンタム級王座やWMCインターコンチネンタルバンタム級王座など4つのタイトルを獲得。7月の『RWS JAPAN』ではウーコンに完勝し、ラジャダムナンスタジアムでスーパーフェザー級の7位にランクインすると、9月にはタイ国プロムエタイ協会ライト級王座も奪取。長い手足から繰り出すパンチ、蹴り、ヒジ、ヒザ全てで倒すことが出来る攻撃型ムエタイファイターだ。
対戦相手リッティデットは2023年3月の『ONE Friday Fights 7』からONEに参戦すると、5戦目まで3勝2敗で決着は勝っても負けても全てKOという激闘男。2024年4月の6戦目でスリヤンレックに初の判定決着で敗れている。9月にはKNOCK OUT-REDフェザー級王者・小笠原瑛作から右ハイキックでダウンを奪って勝利している。多彩な蹴り技を武器としており、かなり手強い相手が用意された。
1R、まずは士門が左ミドル、リッティデットが左ローを蹴るとすぐに右ローを返す。するとリッティデットはジャンプしての左ミドルを見せる。リッティデットが飛び込んでの左フック、右ヒジを繰り出す。士門は左フックから右ヒザ、そして左の三日月。
長いリーチからのジャブ、ワンツーをヒットさせる士門。リッティデットはたびたび組みに来るが士門はいい組み方をさせない。
2R、リッティデットの入り際に左フックを合わせた士門。リッティデットが焦ったかさらに入ってきたところへ左フックを合わせてダウンを奪う。
かなりダメージの深そうなリッティデットに襲い掛かる士門は、ロープ際で右ストレートから左右縦ヒジの連打。ここでレフェリーがストップした。
「(左フックは)自分の今までやってきた練習の成果です」と勝利者インタビューに答えると35万バーツ(約160万円)のボーナスが贈られた。「めちゃめちゃ嬉しいです。試合を組んでくれた皆さん、ありがとうございます」と士門はガッツポーズで笑顔を見せた。