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【PANCRASE】ゴイチ・ヤマウチと初のウェルター級で戦う、内藤由良「菊入正行選手、岩﨑大河選手ともスパーリングしている」=4月27日(日)立川

2025/04/18 03:04
 2025年4月27日(日)東京・立川ステージガーデンで開催される『PANCRASE 353』(U-NEXT配信)に向け11日、会見が行われた。 ▼スペシャルワンマッチ ウェルター級 5分3R内藤由良(リバーサルジム横浜グランドスラム)第15代ミドル級KOP 6勝1敗ゴイチ・ヤマウチ(ブラジル)29勝7敗  ゴイチ・ヤマウチは、Bellatorでライト級からウェルター級に転向後、3連勝。2023年3月に“MVP”マイケル・ペイジに敗れたが、2024年4月のPFLウェルター級でネイマン・グレイシーとの再戦で判定勝ちで再起。6月にアンドレイ・コレシュコフに判定負けで決勝トーナメント進出ならなかった。 (C)PFL  これまで日本では、2019年12月29日の『BELLATOR JAPAN』の71.6kg契約でダロン・クルックシャンクに、ケージを蹴ってのリアネイキドチョークで1R一本勝ちしており、それ以来の日本マット。従弟のシュウジ・ヤマウチが戦っているPANCRASEに参戦を決めた。32歳。  試合前日に29歳の誕生日を迎えるミドル級王者の内藤由良は、PNACRASEで6戦無敗。デビュー以来、5フィニッシュと圧巻の戦績を誇る。  2024年9月にUFC登竜門大会『ダナ・ホワイト・コンテンダーシリーズ(DWCS)2024』ミドル級に参戦し、カメルーンのアテバ・グーティエと対戦。1Rは蹴り足を掴んだテイクダウンでトップを奪ったものの、2Rに組みを切られて左右フックにダウン。パウンドアウトされている。 (C)Zuffa LLC/UFC  7カ月ぶりの再起戦にして、ウェルター級に転向する内藤は、同階級でいきなり世界レベルのゴイチと対戦することになる。  MMA36戦の強者ゴイチに、内藤は7戦のプロスペクト。柔術・ボクシング・ムエタイベースのゴイチに対し、内藤は2016年の全日本選手権86kg級5位のレスリングと3歳から始めた極真空手歴10年の経験も持つ。 (C)PFL  オールラウンダーながら、3KO・TKOに21の一本勝ちを誇る柔術が際立つゴイチに対し、階級上から落としてくる内藤は減量に成功し、パワフルな身体でトップで寝技をカットして殴れるか。  会見で内藤は、DWCSのミドル級でUFC初戦でも勝利を挙げたグーティエとのフィジカル差を感じたことを明かし、ウェルター級転向に向けトレーナーについてもらい減量が順調であること。さらに、PFLウェルター級トーナメントを勝ち上がっている菊入正行、そしてともにウェルター級転向となる岩﨑大河とも練習を行っていることを語った。 PANCRASEは、世界へ出ていく場所を自分たちで作れる 内藤 リバーサルジム横浜グランドスラムの内藤由良です。今回のテーマは『パンクラスを世界に証明する』です。よろしくお願いします。 ――今回の対戦相手のゴイチ・ヤマウチ選手の印象はいかがでしょうか。 内藤 ゴイチ選手は、皆さん知っての通り、BellatorやPFLで大変素晴らしい活躍をされていた選手だと思います。非常に柔術が上手くて、打撃もしっかり思い切り打てる。そういうタフな選手だと思っています。 ――先ほどおっしゃっていた、今回のテーマについて、理由や思いなどをお聞かせください。 内藤 最近、PANCRASEってすごく盛り上がって来ていると思うので、日本のPANCRASEっていう団体からUFCに行ったり、この間もPFLで菊入(正行/第14代ウェルター級KOP)選手が勝利したとか、世界に出て行く、そういう場所だと思いますし、世界へ出ていく場所を自分たちで作れると思います。それを自分も率先してやっていこうかなと思っています。 ――今回、階級を下げるということで、ウェルター級でのコンディションと、現在持っていらっしゃるミドル級のベルトは今後どうされますか 内藤 新しくウェルター級に下げるんですけど、去年、DWCSシリーズでやっぱり自分のフィジカル負けだったり、対外国人との差を感じたので、自分は体重を戻しても3kgか4kgくらいで試合をしていましたけど、相手は当然10kg以上戻してくる。試合当日に10kg以上差があるということを去年経験して、これはやっぱり下げるべきなのかなという風に思いました。体調の面でもちゃんと管理してもらっている方がいるので、すごく順調に落ちています。  ミドル級のベルトに関しては一応、返上するつもりでいるんで、これから新しくウェルター級でどのような形になるかわからないですけど、もちろん自分はUFCを目指すというのもありますし、PANCRASEを盛り上げたいっていうことも頭にありますので、とりあえず次の試合にしっかり集中して、ウェルター級には内藤がいるぞっていうのを証明したいですね。 ――DWCSでの敗戦後、練習で変わったこと、環境や拠点などに変化がありましたら教えてください。 内藤 練習環境は特に変えることはしてないです。でも、練習の質だったり、相手だったりは、今まであまり交わることがなかった選手とちょっとスパーリングするようになりました。先日、PFLで試合をされた菊入(正行)選手と毎週末スパーリングしたりとか、クロスポイント吉祥寺で、同じDWCSに出た岩﨑大河選手とスパーリングさせていただいたり、練習拠点というよりは、練習する相手が変わったというのがあります。 ――先ほど「ウェルターに内藤あり」というところを見せたいということですが、同じ大会でウェルターのチャンピオンシップがあることは率直にどう思われますか。 内藤 そうですね、ウェルター級も歴史あるベルトだと思いますし、押忍マン選手と佐藤選手、素晴らしい選手だと思います。(自分も)もちろん、PANCRASEのウェルター級に出るからには、そこも視野に入れてやっていかないとなという風には思っています。
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