▼第10試合 アトム級ムエタイ 3分3R
〇ソンチャイノーイ・ゲッソンリット(タイ)
KO 2R
×ヨッドナムチャイ・フェアテックス(タイ)
ソンチャイノーイはS1ジュニアバンタム級王者の肩書きを引っ提げて2022年9月のNJKFに初来日すると、塚本望夢を1RでKO。2023年4月には『BOM OUROBOROS 2023』で名高・エイワスポーツジム(吉成名高)に3RでKO負けを喫したが、強烈な攻撃の数々で名高を苦しめた。2023年7月の『BOM』にも来日し、重い左右ローキックで場内をどよめかせ、5Rには首相撲からのヒザ蹴りでジュライ・ウォーワンチャイ(=石井寿来)に判定2-0で勝利している。ONEには2023年1月の『ONE Friday Fights 2』から出場し、7戦全勝(3KO)の快進撃。所属するゲッソンリットジムは、K-1など日本で大活躍したチャンプアを輩出したジムだ。
ヨッドナムチャイは2023年9月の『ONE Friday Fights 33』から参戦すると、こちらも6戦全勝(3KO)。前戦はソンチャイノーイと同じくラック・エラワンを破っている。Friday Fightsで全勝同士の激突となる。
1R、普段サウスポーのヨッドナムチャイがオーソドックスに構え、普段オーソドックスのソンチャイノーイがサウスポーに構える。ヨッドナムチャイが入り込んでのクロスファイトがあったところで、両者元の構えに戻る。ヨッドナムチャイの右ミドルをキャッチして右を打つソンチャイノーイ。すぐにヨッドナムチャイもヒジを打つ。右を出し合い、ヨッドナムチャイがヒジを出すとソンチャイノーイは首相撲に持ち込む。
2Rも両者は本来とは逆構え。ヨッドナムチャイが右を打つところへソンチャイノーイが右フックをヒットさせる。一気にアッパーを連打するソンチャイノーイ。
ヨッドナムチャイも打ち合いに行くと、ソンチャイノーイが右ストレートを打ち抜き、さらに左フックをフォロー。ヨッドナムチャイは立ち上がるも足元がおぼつかず、ソンチャイノーイがKO勝ちでONE全勝対決を制した。