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2024年12月7日(日本時間8日)、米国ラスベガスのT-モバイル・アリーナにて『UFC 310: Pantoja vs.Asakura』(U-NEXT配信)が開催され、メインイベントで朝倉海(日本/JTT)が、UFC世界フライ級王者アレッシャンドリ・パントージャ(ブラジル/ATT)に挑戦。2R 2分05秒、リアネイキドチョークでパントージャが朝倉を絞め落とし、3度目の王座防衛に成功した。
UFCでは週末の試合結果を受けて、メディア関係者からなる投票パネルによって作成されたランキングを制定。公式に発表した。
『UFC 310』前に「この試合に勝てばパウンド・フォー・パウンド(P4P)のランキングも上がるだろう」と語っていたフライ級王者のパントージャは、試合前のP4P11位から2ランクアップの9位に。そして敗れた朝倉は2Rに一本負けも、王者相手の内容が評価されたか、UFC1試合で14位にランクインした。
UFCフライ級ランキング(12月11日付)
王者 アレシャンドリ・パントージャ(12.7 朝倉に2R 一本勝ち。ロイバルに判定勝ち)
1 ブランドン・ ロイバル(10.12 平良にスプリット判定勝ち)
2 ブランドン・ モレノ(11.2 アルバジに判定勝ち)
3 アミル・ アルバジ(11.2 モレノに判定負け)
4 カイ・カラ・フランス(8.17 エルセグに1R TKO勝ち)
5 平良達郎(10.12 ロイバルにスプリット判定負け)
6 アレックス・ ペレス(6.15 平良に2R TKO負け)
7 アスー・ アルマバイエフ(10.19 マテウス・ニコラウに判定勝ち)
8 スティーブ・エルセグ(8.17 カラフランスに1R TKO負け)
9 マネル・ケイプ(7.27 モカエフに判定負け後、12.14 ブルーノ・シウバと対戦)
10 ティム・エリオット(2023.12.9 スムダダルジに肩固めで一本勝ち)
11 タギル・ウランベコフ(2023.12.9 ダーデンにRNCで一本勝ち、1.18 クレイトン・カーパンターと対戦)
12 ブルーノ・シウバ(7.20 ダーデンに2R TKO勝ち、12.14 ケイプと対戦)
13 チャールズ・ジョンソン(10.19 スムダルジに判定勝ち)
14 朝倉 海(12.7 パントージャに2R RNC一本負け)
15 ジョシュア・ヴァン(12.7 ダーデンに判定勝ち)
次期挑戦者候補のブランドン・ ロイバル(米国)と、5Rに渡る激闘を繰り広げた平良達郎は5位のまま。今週末の『UFC Fight Night: Covington vs. Buckley』フロリダ大会に出場するマネル・ケイプは9位。その対戦相手であるUFC4連勝中のブルーノ・シウバは12位にランク。13位に4連勝中のチャールズ・ジョンソン。そして14位に朝倉海がランクインしている。15位には同じラスベガス大会でコーディ・ダーデンに判定勝ちした、ミャンマー人初のUFCファイターのジョシュア・ヴァンがランキング入りを果たした。
15位以内に平良と朝倉の2人の日本人選手が名を連ねるなか、前戦で黒星だった両者の次戦はどうなるか。平良と朝倉は再び王座を目指すために上位ランカーとマックメイクされるか、それとも下位ランカーとの下剋上マッチとなるか。
15位外にも、日本の10戦無敗の鶴屋怜(2.9 スチュワート・ニコルと対戦)、RIZINからUFCデビュー戦で1R TKO勝ちしたラマザン・テミロフら強豪が控えている。誰もが強豪のUFCで平良、朝倉、鶴屋の3人の日本人フライ級ファイターはいかに頂を目指すか。