▼第6試合 ONEフライ級 5分3R
〇若松佑弥(TRIBE TOKYO MMA)
[判定3-0]
×ギルバート・ナカタニ(米国)
若松は、2022年3月にアドリアーノ・モラエスの王座に挑戦も3R 一本負けで戴冠ならず。同年11月にウ・ソンフンとのキャッチウェイト戦で判定負けで2連敗を喫したが、2023年7月にシェ・ウェイを1R TKOに下すと、2024年1月にダニー・キンガッドに判定勝ちで2連勝中だ。
キンガッドを相手にノンストップのスクランブル戦でパウンドでダメージを与えた若松は、北米の強豪を相手にスクランブルをさせずに上回れるか。
デメトリアス・ジョンソンが引退し、王座が空位のなか、11月9日(土)の『ONE 169: Malykhin vs. Reug Reug』(U-NEXT)では、フライ級1位のアドリアーノ・モラエスと3位のダニー・キンガッドが対戦し、モラエスが2R ギロチンチョークで一本勝ちしている。現在2位の若松にとって、ランキング外の外敵を退けて、モラエスとの王座決定戦をアピールしたいところだ。
対するナカタニは、ラスベガスのシンジケートMMA所属でMMA8勝1敗。2014年からのアマチュア戦でも10勝2敗と好成績を残している。プロMMAでは4KO・TKOと2つの一本勝ちをマーク。
『ONE Fight Night 6』でマイキー・ムスメシと判定まで耐えたガントゥムル・バヤンドゥレンを2021年の『LXF 6』(ビクター・ヘンリーがメインイベントの大会)でリアネイキドチョークで一本に極めるなど組み技にも積極的だ。
20224年8月の前戦『LFA 190』では、3.4ポンド体重超過のジョーダン・ハリスに対し、オーソからシングルレッグ、ハイクロッチで持ち上げてスラムするなど、パワフルな攻撃を仕掛け、スクランブルからバックの取り合い、肩固めやスピニングバックエルボーなど、ひとときも止まらない激闘を見せている。
初戦からトップランカーの若松と激突するが、若松は2024年1月の日本大会でダニー・キンガッドを下し2連勝と波に乗っており、裏を返せば、その相手に選ばれたナカタニに対する期待度も相当なものだと言える。
前王者DJの現役引退に伴い、ONEフライ級MMAの世界王座は現在、空位の状態。果たして、ナカタニは若松を下し、一足飛びでタイトル挑戦のチャンスを掴むのか。
1R、ともにオーソドックス構え。若松は左ヒジで飛び込む。ナカタニの入りにシングルレッグの若松だが、ナカタニは押し込みヒザ。それをつまんで尻餅を着かせた若松がテイクダウンへ。
突き放したナカタニは左ミドル。さらに右カーフ! 四つから崩す若松に、残すナカタニの組みに左小手で投げる若松。残すナカタニの右をかわして左を当てる若松!
尻餅を着いたナカタニを追って左ジャブ、右ストレート、アッパー。ナカタニはダブルレッグでコーナーに押し込むが、体を入れ替えヒジは若松。回るナカタニを追う若松。
そこにカウンターのダブルレッグでテイクダウンはナカタニ。しかしすぐに立つ若松はプレスをかけて右を当てる。
2R、中央を取る若松に、取り返すナカタニ。左ジャブを打つが、そこに右ボディは若松! 詰めて打撃のナカタニをさばく若松は右ハイ!
被弾しながらも前に出るナカタニに、若松はテンカオ、左ミドルでナカタニを下がらせると、インロー、右ストレート! 効かされたナカタニはサークリング。ナカタニの大きな左右をかわす若松は右ハイ! 組むナカタニはコーナーに押し込み左ヒジを突く。
3R、右オーバーハンドの若松は、左アッパーを当ててダウンを奪うとパウンド! しかしここで立ち上がり前に出るナカタニのシングルレッグに四つに持ち込む若松が小内刈テイクダウン!
ハーフから細かいパウンド。ナカタニはフルガードに戻し、腕十字狙い。ヒジが伸びかけた若松だが抜いて立ち上がり。立つナカタニは首相撲ヒザ。
離れる若松は、左ジャブ、ローを当てる。頭を振って飛び込むナカタニの左右をかわして、若松は左前手、真っ直ぐをヒットさせる。
//
— ONECHAMPJP (@ONECHAMPJP) December 7, 2024
ONEフライ級MMAの
世界タイトルを獲る🎯🔥
\\
ONE3️⃣連勝を果たした若松佑弥🇯🇵が
勝利インタビューで想いを語った🎤
🔴 #ONEFightNight26 はU-NEXTで独占ライブ配信中👉 https://t.co/DLDCohUuo2@UNEXT_fight #WeAreONE #ONEチャンピオンシップ #総合格闘技 pic.twitter.com/uQYYPOyCx6
判定は3-0で若松が勝利、試合後「もちろんONEのチャンピオンを僕が獲って、フライ級の世界一はONEだと証明したいです」とONEフライ級タイトル戦線に名乗りを上げた。