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【ONE】クリスチャン・リーのライト級王座防衛戦はノーコンテストに。若松佑弥が3連勝!王座戦アピール、青木真也がアバテのヒールフックにタップ、ガサノフがアミールと大激闘

2024/12/07 10:12

▼第7試合 ONEフライ級 ムエタイ 3分3R
×デニス・ピューリック(カナダ/ボスニア・ヘルツェゴビナ)
[3R 2分58秒 KO]

〇エリアス・マムーディ(アルジェリア)


 ピューリックは2015年1月にK-1に初来日、卜部功也にKO負け。2022年5月の『ONE 157』でONE初参戦を果たし、シャーゾット・カブトフに判定負け。8月にタギール・カリロフに判定勝利、2023年5月にヨードレックペットにTKO負け、12月にニューイエンにKO勝ちと勝ち負けを繰り返し、2024年4月にジェイコブ・スミスに判定勝ち。6月に体重超過したロッタンにキャッチウェイト戦で判定負け、ONEでの戦績を3勝3敗とした。ブアカーオが所属するバンチャメークジムでムエタイを学んだほか、テコンドー、空手、MMAの経験もある。

 マムーディは2016年11月のK-1 WORLD GP初代フェザー級王座決定トーナメントに初来日し、準決勝に進出も小澤海斗に判定負け。2017年4月のKrushでは西京春馬に判定負け。2018年6月のK-1 WORLD GP第2代フェザー級王座決定トーナメントでは村越優汰と延長戦まで戦ったが判定2-1で1回戦敗退。しかし、2019年1月のONEでは小笠原裕典に勝利し、2月にはWBCムエタイ・インターナショナル・スーパーフェザー級王座に就いた。

 5月、ONEフライ級キックボクシングタイトルマッチでペッダム・ペッティンディーアカデミーに挑戦したが、マムーディが急所攻撃を受けて試合続行不可能となり、負傷判定で敗れ王座奪取ならず。2021年6月にONEでモンコルペット・ペッティンディーアカデミーに判定2-0で敗れ、約2年ぶりの試合となった2023年8月のエドガー・タバレス戦にて初回TKO勝ちで復帰すると2024年8月には内藤大樹にバックハンドブローでKO勝ち。

 1R、詰めるピューリックの左右に首相撲ヒザはマムーディ。回転力上げて右オーバーハンドを見せるピューリック。かわすマムーディは左ヒザ、左ロー。ピューリックは右フック。右スーパーマンパンチでマムーディを後退させる。そこに左右ラッシュで右を当てたピューリックにヒザが落ちたマムーディだが、ゴングに救われる。

 2R、後ろ蹴りのピューリック。マムーディはワンツーから右ヒジ! テンカオ、右ボディ! 下がるピューリックに首相撲ヒザ。さらに右ヒジも、そこに右ストレートを合わせに行くピューリック。マムーディは左右からヒジ、ヒザを混ぜて前進。後ろを向いたピューリックの背後から右ヒジも後頭部となり中断。再開でゴング。

 3R、詰めて右テンカオのマムーディ。首相撲を嫌うピューリックをとらえヒザ蹴り。そこにボデイロックするピューリックだが、「注意」。ワンツー、左ミドルで詰めてヒジ! コーナーで体を入れ替え左右を突くピューリックだが、マムーディの反撃には再三の背中を見せたエスケープで「イエローカード」。再開も、マムーディの首相撲ヒザからの左右に、心も折れたピューリックがダウン。マムーディがTKO勝ちした。

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