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【UFC】ヘビー級王座戦・Jジョーンズvs.ミオシッチ、オリベイラがチャンドラーに5R判定勝ち、ニッカルがクレイグと打撃戦「経験が足りない」、アラウージョが連勝シウバ下す、ルフィ、マクギーが判定勝ち。ミラーがギロチン勝利=『UFC 309』速報中

2024/11/17 08:11

▼女子フライ級 5分3R
〇エドゥアルダ・モウラ(ブラジル)11勝1敗(UFC2勝1敗)
[判定3-0] ※30-27、29-28×2
×ヴェロニカ・ハーディー(ベネズエラ)9勝5敗(UFC4勝5敗)

 女子フライ級。

 ヴェロニカ・ハーディはUFCデビューから5試合で1勝4敗となった時点で、試合で負った脳震盪のダメージのため一時引退。引退後はUFCの中継スタッフとして働いていたが、そこでコメンテーターを務めていたダン・ハーディと知り合い、2022年12月に結婚。翌年、MMAの選手としてUFCに再出場すると、復帰後ここまで3連勝中。空手・テコンドー・柔術の経験があり、テコンドーでは国際大会でも優勝している。復帰後はこれで4試合連続での第1試合出場。29歳。

 ブラジルのモウラは柔術バックボーンのグラップラー。昨年のDWCSに勝利しUFCと契約したが、UFCでは2戦連続でストロー級で体重オーバーしたため、今回から階級を上げて出場する。UFCデビュー戦は体格差を活かした組みからのパウンドでKO勝ちしたが、2戦目は減量失敗の影響もありスタミナ切れで失速。スプリット判定負けでキャリア初黒星を喫している。30歳。

 1R、サウスポーのハーディ。モウラはオーソドックスに構える。下の階級から上げてきたにもかかわらず、体格で上回るモウラ。中央を取りプレッシャーを掛けていく。リーチで劣るハーディは間合いを取りサークリング。パンチを振って出るモウラ。ハーディ飛び込んでパンチの連打を放つ。モウラのパンチの打ち終わりにパンチを返すハーディ。遠い距離をキープされ、なかなか打撃を当てられないモウラ。右ミドルを入れる。ハーディはパンチで飛び込むと左ミドルにつなげる。モウラのジャブを距離を取りかわすが、ミドルで飛び込んだところで組み付いたモウラがテイクダウン。最後にパウンドを落とす。1R終了。

 2R、ハーディが飛び込んでパンチをヒット。さらに左ミドルにつなげる。タックルに入ったモウラ。ボディロックからケージ際でテイクダウン。バックについた。立ち上がりスタンドバックになったが、再びグラウンドに持ち込みハーフバックの体勢としたモウラ。正対したハーディだがハーフガードで押さえ込まれる。固めながらパウンドを入れるモウラ。体を起こしたモウラのパウンド連打を下からの蹴り上げで阻むハーディだが、モウラは再びガードに入って押さえ込む。インサイドからパウンドを落とすモウラ。2R終了。モウラが上から攻め続けて制したラウンドとなった。

 3R、ハーディーが打撃で先手を取っていく。モウラは中央で落ち着いて構えて待ち受ける。ヒット&アウェイで打撃を入れ離れるハーディーだが、飛び込みに対してモウラが右ストレートをカウンターで合わせる。カウンターの打撃・組みを警戒してか、なかなか手数が増えないハーディー。再び飛び込みに右を合わせたモウラ。残り1分に。残りわずかで打撃の手数を増やすハーディーに、モウラはまた右を合わせる。タイムアップ。

 2Rは確実にモウラだが、1R・3Rは拮抗したラウンド。3Rはお互いフィニッシュを狙いに行くことはなかったが、判定はどうなるか。

 判定30-27、29-28×2の3-0でモウラがフライ級転向初戦で勝利。ハーディは復帰後の連勝が3でストップした。

 勝ったモウラは勝利後のインタビューで「試合前に怪我があったが勝つことができた。ドクターやチームメイトに感謝したい」とコメントした。

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