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【UFC】ヘビー級王座戦・Jジョーンズvs.ミオシッチ、オリベイラがチャンドラーに5R判定勝ち、ニッカルがクレイグと打撃戦「経験が足りない」、アラウージョが連勝シウバ下す、ルフィ、マクギーが判定勝ち。ミラーがギロチン勝利=『UFC 309』速報中

2024/11/17 08:11

▼165ポンド キャッチウェイトマッチ 5分3R
〇マウリシオ・ルフィ(ブラジル)11勝1敗(UFC2勝0敗)164.4lbs/74.57kg
[判定3-0] ※29-28×3

×ハメス・ヨントップ(ペルー)14勝5敗(UFC0勝3敗) ※166.2lbs/75.39kg
※ヨントップは規定体重をオーバー。試合は予定通り行われるものの、対戦相手のルフィに報奨金の20%を支払う

 ライト級契約だったが、ファイトウィーク中に165ポンド契約に変更されたものの、ヨントップが計量で166.2ポンドとオーバーしている。

 ルフィは5月のブラジル大会でUFCデビュー。中堅のジェイミー・ムラーキーに1RKO勝ちし、2戦目でナンバーシリーズのメインカードに抜擢。カイオ・ボハーリョやカルロス・プラチスも所属するファイティング・ナーズ所属。キャリア10勝すべてがKO勝ち。190cmの長いリーチから繰り出すパンチが武器。ONE PIECEのルフィからニックネームを取っている。28歳。

 ペルーのヨントップはドラゴンボールのファンで、ニックネームはGoku。昨年9月のコンテンダーシリーズで勝利してUFCと契約。UFCデビュー戦はファイトウィークに入ってから急遽UFCデビューが決まったクリス・パディーヤにパンチを打ち込んだ直後にタックルでテイクダウンを奪われチョークで1R一本負け。2戦目はUFC2勝3敗1分のヴィチェスラフ・ボルシェフに打撃戦で僅差の内容となったがスプリット判定負けで2連敗。期待のルフィの相手でなければメインカード登場はなかっただろう。UFC参戦前はウェルター級で、UFCデビュー戦でもライト級で計量失敗しており、次のチャンスがあったとしても階級転向は必至に。17歳でプロデビューし、キャリア8年でまだ25歳。

 1R、オーソのルフィに、サウスポー構えのヨントップ。左ジャブのルフィに右のカウンターを合わせるヨントップ。右ローのルフィ。ヨントップは右前蹴りを腹に。さらにオーソにして右カーフ。ルフィはジャブ、右カーフをヒット。大きな右を見せる。

 右カーフを当てるルフィ。ヨントップの蹴り返しは避けて、右オーバーハンドをかわして右。しかしヨントップも右カーフを返す。

 左みどるのヨントップは左右から右を突く。右カーフをこつこつ当てるルフィにヨントップは左ミドル。さらに右の入りにルフィは左前手フックを当てる。

 右前蹴りのヨントップ。ルフィは右を打ち込む。さらに右ストレートを当てて、バックスピンキックもここは防いだヨントップに回転ヒジ。さらに後ろ蹴りを腹に突く。

 2R、水面蹴りを放つルフィ。ヨントップはジャブ・ロー。ルフィは右バックフィストをガード上に当てる。詰めるヨントップは左インロー。しかしルフィは右ストレートを効かせると左アッパーでダウンを奪い、鉄槌連打!

 立ち上がるヨントップに右ストレート、左ジャブ。ヨントップは右ジャブから追って左ミドルも、ルフィはさばいて前手ジャブさらに右をヒット!

 動きが一瞬止まったヨントップ、左目が大きく腫れる。低いガードのルフィに左ボディのヨントップ。シングルレッグもルフィは切る。

 3R、ともにオーソドックス構え。右オーバーハンド、右ローのヨントップ。ジャブからシングルレッグで詰めるが、ルフィは突き放す。前に出るヨントップをさばきながら左前手ジャブ。組むヨントップに四つから右ヒジ、突き放してワンツー。

 ヨントップは左三日月蹴りを当てて前に。右の刺し合い、左の打ち合いはルフィの精度が高い。ヨントップのシングルレッグを難なく切るが、ヨントップは手数を増やして前にケージに詰めて右を振るが、ルフィはその前進にバックフィスト、さらに右ストレートを当ててホーン。ケージの上でガッツポーズ。

 判定29-28×3でルフィが勝利した。試合後、ルフィは「相手が変わるのは気にならない。それも試合のひとつだ」と語った。

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