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【UFC】ジョン・ジョーンズがTKO勝ち、ミオシッチは引退へ。オリベイラがチャンドラーに5R判定勝ち、ニッカルがクレイグと打撃戦「経験が足りない」、アラウージョが連勝シウバ下す、ルフィ、マクギーが判定勝ち。ミラーがギロチン勝利=『UFC 309』

2024/11/17 08:11

▼ウェルター級 5分3R
〇ラミズ・ブラヒマイ(米国)11勝5敗(UFC3勝3敗)
[1R 2分55秒 TKO] ※右フック
×ミッキー・ガル(米国)7勝7敗(UFC6勝7敗)

 ウェルター級。

 ガルはプロキャリア1戦のみでUFCと契約。UFC初戦は勝者がプロレスラーのCMパンクのMMAデビュー戦の相手を務めるという役目の試合で、プロデビュー戦のマイク・ジャクソンに勝利。2戦目でCMパンクに勝利して知名度を上げると、3戦目もプロスペクトとして期待されていたセイジ・ノースカットと対戦し勝利。しかしその後は勝ちと負けを繰り返すようになり、直近は3連敗でUFC戦績が6勝6敗の五分に。グラップラーで、キャリア7勝のうち6勝がリアネイキドチョークでの勝利。しかしもう3年以上勝利から遠ざかっている。前戦はUFC0勝1敗のバジル・ハフェズにタックルからテイクダウンで押さえ込まれる展開で判定負け。32歳。

 開催地ニューヨーク出身のブラヒマイは幼少期に極真空手やボクシングのキャリアがあるが、MMAでは10勝すべてが一本勝ち(うち9勝がリアネイキドチョークでの勝利)というグラップラー。前戦は2年以上の長期欠場明けで、同じグラップラーのテンバ・ゴリンボ相手に体力を削られて後半ガス欠し判定負け。UFC戦績を2勝3敗としている。31歳。

 1R、両者オーソドックスに構える。ブラヒマイが先にプレッシャーを掛けていくとジャブで牽制。飛び込んで右をヒットさせた。ガルも飛び込みに右を合わせる。ジャブを突くガルだが、ブラヒマイが飛び込むと背中を向けて距離を取る。ブラヒマイのローに右を合わせてヒットさせたガル。ブラヒマイもステップインしてジャブを当てるとクリンチからアッパーをヒット。お互い積極的に打撃を打ち込み主導権争いに。首相撲からヒザを入れたブラヒマイ。ワンツーを打ち込むガルだが、ブラヒマイの左ハイがヒット。さらに詰めるとブラヒマイの右フックがヒットしガルダウン! KO!

 1R2分55秒、KOでブラヒマイ勝利。ブラヒマイは地元のニューヨークでキャリア初となるKO勝ち。試合後、「最高の気分だ。ここに俺の家族がいる。ニューヨークのブロンクスのみんなも来てくれた。ここ2年はとてもタフだったが、今夜MSGで特別なことが起こるって気がしていたんだ」と語った。

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