MMA
レポート

【UFC】ジョン・ジョーンズがTKO勝ち、ミオシッチは引退へ。オリベイラがチャンドラーに5R判定勝ち、ニッカルがクレイグと打撃戦「経験が足りない」、アラウージョが連勝シウバ下す、ルフィ、マクギーが判定勝ち。ミラーがギロチン勝利=『UFC 309』

2024/11/17 08:11

▼ウェルター級 5分3R
〇オーバン・エリオット(英国)12勝2敗(UFC3勝0敗)
[3R 0分40秒 TKO]
×バシル・ハファス(米国)9勝5敗1分(UFC1勝2敗)

 ウェルター級。

 ハフェズはニューヨークの隣にあるペンシルベニア在住。昨年7月のUFC初戦は、UFCデビューから4連続フィニッシュ勝利していたジャック・デラ・マダレナの相手が欠場となり、急遽代役としてUFC契約を果たした。初戦でいきなりランカーとの対戦となったが、直前の対戦相手変更でマダレナもモチベーションが十分でなかったのか、ハフェズがテイクダウンを奪って攻める場面もあり、敗れたがスプリット判定まで持ち込んだ。2戦目は次の試合に出場するミッキー・ガルと対戦。ガルとは過去にグラップリングマッチで対戦し判定勝ちしているので自信を持っており、テイクダウンを積極的に奪っていき判定勝ちした。32歳。

 英国のエリオットは昨年のDWCSで勝利してUFCと契約。今年2月のデビュー戦は、バル・ウッドバーンからテイクダウン・ポジションを奪う展開で危なげなかったものの、フィニッシュを奪うには至らず判定勝ち。今年7月の地元イギリスでの2戦目は、相手のブレストン・パーソンズが後半スタミナ切れしたこともあり、組みの展開で先手を取って攻め判定勝ち。UFCデビューから2連勝としている。26歳。

 1R、両者オーソドックス。関節蹴りで牽制するエリオット。組んでいくエリオットだが、両脇を差されたハフェズがケージに押し込むとヒジを入れ引き剥がす。関節蹴りを蹴るエリオットにハフェズはサウスポーに構えを変える。詰めるハフェズだが間合いに入れない。左右のパンチを振って出るが、距離を取りかわすエリオット。前蹴りを入れたエリオット。詰めてくるハフェズにカーフキック。パンチから左ミドルを入れたハフェズ。お互い手数が少ないまま残り1分。オーソドックに戻したハフェズにカーフキックを連打するエリオット。エリオットの蹴りの間合いから詰められないハフェズ。残りわずかでエリオットのハイキックを受けながら組みに行ったハフェズだが1R終了。手数でエリオットが上回ったラウンドに。

 2R、すぐに圧を掛けるハフェズ。ハフェズのカーフキックにワンツーを合わせたエリオット。詰めてくるハフェズに前蹴り・ミドルを入れる。飛び込んだハフェズだが、かわして右を入れるエリオット。ハフェズはスイッチを繰り返しながら出ていくが、まだ間合いが遠く、パンチの空振りが目立つ。エリオットは前蹴り・右ミドルを腹に入れていく。詰めたエリオットにワンツーを入れたハフェズ。蹴りのエリオットにパンチを返すハフェズだが、ヒット数ではエリオットが上回る。ハフェズの飛び込んでの打撃は空を切る。2R終了のホーン。このラウンドも手数で上回ったエリオットが制したか。

 3R、さらに圧を強めてきたハフェズ。しかしエリオットの飛び込んでの右オーバーハンドがクリーンヒットし後方にダウン!パウンドを連打するエリオット。下から足にしがみつくハフェズの顔面に鉄槌を連打!レフェリーストップ!

 3R0分40秒、エリオットKO勝ち。試合後、エリオットは「世界一のアリーナで世界一危険な男の試合を届けられて嬉しい。これが俺の世界だ」と語った。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.334
2024年9月21日発売
UFCデビューの朝倉海をビリー&エリーHCと共にインタビュー。またUFC6連勝で1位ロイヴァルと戦う平良達郎、DJの引退インタビュー、期待のプロスペクト、格闘技の新しいミカタを特集!
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント