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【超RIZIN】平本蓮が朝倉未来を1R TKO! 安保がパッキャオに善戦も判定無しドロー、久保が斎藤を三日月蹴りKO、扇久保が神龍下す、所がヒロヤをKO! 芦澤が皇治に判定勝ち、ドッドソンが征矢からダウン奪う判定勝ち、RENAがケイトにTKO勝ち、YA-MANが鈴木を初回KO、エマリーが鼻折るKO勝ち、摩嶋が一本勝ち

2024/07/28 13:07



▼第10試合 RIZINスタンディングバウト特別ルール 69.0kg契約 3分3R
△マニー・パッキャオ(フィリピン)68.05kg
[判定無しドロー]
△安保瑠輝也(MFL team CLUB es)68.75kg



 パッキャオはプロボクシングのレジェンドで、フライ級、スーパーバンタム級、スーパーフェザー級、ライト級、ウェルター級、スーパーウェルター級の6階級制覇を成し遂げた。戦績は62勝(39KO)8敗2分。2020年8月に42歳で現役を引退したが、2022年12月には韓国のYouTuberとエキシビションマッチを行って判定勝ちしている。2022年大晦日にRIZINに来日し、リング上から近い将来RIZINに参戦することを表明していた。当初は鈴木千裕との対戦が決まっていたが、鈴木の負傷欠場で安保と拳を交えることに。45歳。




 安保は2019年6月、ゲーオ・ウィラサクレックを延長戦の末に判定で破り、第4代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王座に就いた。12月にはゲーオとの再戦で延長戦の末に判定勝ちして防衛に成功。2020年3月にはわずか3カ月のスパンで2度目の防衛戦に臨み、不可思を判定に下している。しかし、9月の3度目の防衛戦で山崎秀晃に初回KOで敗れて王座を失った。2021年7月大会からウェルター級に階級を上げ、9月の「K-1 WORLD GP第2代ウェルター級王座決定トーナメント」で決勝へ進出したが、野杁正明にKOで敗れた。





 2022年6月の『THE MATCH 2022』でRISEスーパーライト級王者の山田洸誓に勝利するとしばらく試合から離れていたが、今年2月の『BreakingDown』で元K-1ヘビー級ファイターのシリル・アビディと対戦し、KO勝ちすると、5月にRIZINでブアカーオとドロー。9月には宇佐美正パトリックに判定勝ち。戦績は26勝(14KO)5敗1分。大晦日にはMMAデビューを果たしたが、久保優太のリアネイキドチョークに敗れた。2024年は6月のBreakingDown 12にてスダリオ剛との無差別級戦を制した。6月には来日した前UFC世界ミドル級王者のショーン・ストリックランドと体格差を越えた壮絶ボクシングスパーリングを敢行している。28歳。



 3分3R戦。判定は無し。ヒジやヒザ、バックフィストは禁止。当日戻し体重リミットは無し。安保の当日の体重は76kgだという。





 1R、
サウスポー構えのパッキャオ。オーソの安保は左ジャブのダブルから長い右を肩口に当てる。右ジャブで押し戻すパッキャオ。安保は右を振るがかわしたパッキャオの入りに右アッパーは空を斬る。左ボディのパッキャオ。安保は前手の左フックを突くが当たらず。パッキャオの右をかわす安保。さらに右から左に、安保も左を側頭部に当てる。安保のラウンドに。



 2R、
グローブを叩いて気合を入れたパッキャオ。長い左ジャブを突く安保。パッキャオの右で安保は鼻血。さらに左右フックもパッキャオは右に抜ける。左ジャブから左フック、ワンツーの右を伸ばす安保。スウェイしているパッキャオは左から右ストレート、アッパー。

 左ジャブから右ボディストレートの安保。その左をかわして左を突くパッキャオ。右を突いて、安保の右の打ち返しはダックでかわすパッキャオ。ワンツーのフックは安保もガード。最後は見合ってゴング。手数が少ないパッキャオ。





 3R、
左ジャブで間合いを詰める安保。パッキャオの左ボディに退かずに左フックを振って笑顔で前に出る安保。互いの右が交錯。ヒジだとパッキャオは抗議。再開。左をかすめる安保。右から左でパッキャオの身体を揺らすと、パッキャオは安保の入りに左アッパー! 左フックも安保もクリーンヒットは許さず。ガード固めて左フックの打ち返し。



 試合終了のゴングと同時に両者はハグ。精彩を欠いたパッキャオの動きに対し、集中してボクシングに取り組んだ安保のコンディションの良さが際立った試合の判定は無くドローとなった。



 試合後、安保は、「倒すつもりでやってきたんですけど、伝説だけあって無茶苦茶やりにくかったし、よくこの体格差でやるなと。今回、鈴木(千裕)選手に代わってやらせてもらって、こうして受け入れてもらえてあたたかな応援をいただけて嬉しく思います。これからも俺なりのやり方で盛り上げていきます」とコメント。






 パッキャオは、「コンバンハ、日本のファン、ありがとうございます。榊原さん、この機会を与えていただきありがとうございます。安保はとても強く、ボクシングの経験が無いなか、今後唯一の人になると思います。おめでとう。フィリピンのファンの人たちありがとうございました。サンキュー、ジャパン。安保、ボクシングやればいいのに」と安保を称えた。



 そこにライアン・ガルシアがリングイン。「名前は…安保? おめでとう。俺は日本で戦いたい。安保、それともマニーのどちらかと戦いたい」とRIZIN参戦をアピール。そこに木村ミノルがリング下でアピールも、安保がマイクを持ち、「ドーピングした者同士やれ、帰れ」と一蹴。ガルシアは「3Rで安保をKO出来る」とあらためてアピール。安保は「レッツファイト!」と答えた。

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