▼第10試合スーパーファイト KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級 3分3R延長1R
〇壱・センチャイジム(センチャイムエタイジム/KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級王者)
[3R 0分55秒 TKO]※ヒジによるカット
×チョークディー・PKセンチャイジム(タイ/PKセンチャイジム/WMC世界スーパーフライ級王者)
王座に返り咲いた壱が古豪チョークディーを迎え撃つ。チョークディーは激闘派としてタイで人気を誇った選手で、これまでの死闘で縫った針の数は顔だけで170針以上。2017年12月の『BOM』で初来日し、2018年9月にはWMC世界バンタム級王座決定戦で一撃KO勝ちで世界王座に就いた。2019年2月のKNOCK OUTでは大﨑一貴にも勝利している。今回が4年ぶりの試合になるという。
1R、チョークディーはパワフルなパンチとミドルを放ち、左フックをヒットさせると一気に前へ。壱が予告通りに首相撲に持ち込むとヒジを打つ。サウスポーの壱はジャブと前蹴りで様子を見る。
2R、ジャブと左ミドルで距離をとる壱だが、左ストレートも伸ばす。チョークディーの右ミドルに左ミドルを返す壱。首相撲になると先にヒジを打つのはチョークディーだが、壱も打ち返す。ジャブから左ローの壱は左ローを狙い撃ち。チョークディーはその蹴られた右足でミドルを蹴り返す。
3R、左ボディストレートから、チョークディーが右ミドルを蹴ってくると蹴り足をキャッチ、壱が崩しながら打った右ヒジが命中し、チョークディーは出血。ドクターが傷を見るなり首を横に振るほどで、チョークディーは試合続行を訴えたがストップがかかった。
予告通りREDルールらしい決着で勝利を収めた壱は「代々木盛り上がっていますか? 最高ですね。1年前の代々木で王者になって初戦でKO負けしているので苦い思い出があるんですけれど、生涯で最も強い相手を倒せてよかったです。日本では俺が一番だと思うので世界に出ようかなと思っています。世界の他団体に出ようと思っているので楽しみにしていてください」と、世界に出て行くと宣言した。