▼第12試合 スーパーファイト KNOCK OUT-RED -61.0kg契約 3分3R延長1R
〇重森陽太(クロスポイント吉祥寺/KNOCK OUT-REDライト級王者)
[判定2-0] ※30-28、29-29、30-29
×レンタ・ウォーワンチャイ(ウォーワンチャイプロモーション/BOMライト級王者)
重森は16歳でプロデビューし、10戦目で無敗のまま新日本キックボクシング協会の日本バンタム級王者となり、14戦目で初黒星を喫するまで無敗を保った。20歳で日本フェザー級王者となり二階級制覇を達成。2019年7月にWKBA世界ライト級王座を獲得して三階級制覇。2021年7月にはスアレックから勝利を収め、KNOCK OUT-REDライト級王者にも輝いた。
2023年2月、悲願であったラジャダムナンスタジアム王座に挑戦したが、判定負けで奪取ならず。その後は所属を変えて8月のKNOCK OUTに参戦したが、バットマンに判定負け。11月にオープンフィンガーグローブ戦に初挑戦し、ルンペットを2RでTKOに破った。2024年2月の『RWS JAPAN』ではサミンデットに判定負けを喫したが、4月はセーンダオレックから左フックで2度のダウンを奪って勝利した。戦績は40勝(18KO)8敗6分。
レンタは石井一成と同門で、中学生時代から石井と共にタイで練習・試合を重ねて2015年にタイでプロデビュー。これまでにWMCインターコンチネンタル・ライト級王座、WPMFインターナショナル同級王座を獲得した。2022年9月にはベテランの健太に勝利、2023年4月には羅向とダブルノックダウンとなる激戦を制して「ROAD TO ONE ムエタイ ライト級トーナメント」で優勝。
7月には『RWS』のライト級リーグ戦Bグループ最終試合でラムナムムーンレックに判定で敗れファイナル4への進出はならなかった。11月の羅向との再戦で勝利してBOMライト級王者に。重森も出場した2024年2月の『RWS JAPAN』ではムエタイトップ選手のラムナムーンレックを迎え撃ったが、体重超過した相手に判定負け。5月4日の『RWS』でロムティン・マナフィから左ボディでダウンを奪って勝利している。
1R、重森はロープを背負って様子を見るように前蹴りでレンタの前進を止める。レンタが前へ出てくると一気に前へ出てヒジを打つ重森。このパターンを繰り返し、レンタは右目の内側をカット。
2R、レンタの蹴り足をキャッチしてコントロールしていく重森。レンタもヒジを狙う。重森はロープを背に左ミドル、レンタは右ローからパンチを狙うが、そこへ重森はヒジを放つ。左右フックを振り回すレンタに重森はヒジで対抗、右ハイも蹴る。重森は余裕が出てきたか、終了直前に大見得を切る。
3R、至近距離でのヒジの打ち合いの中、レンタの左フックに巻き込まれて重森がヒザを着くがこれはスリップ。前へ出るレンタがワンツー、ハイキック。重森は前蹴りで突き放しながらヒジを打つ。レンタを誘い込むようにしてヒジを打つ重森。レンタは前に出るがパンチを当てることが出来ず、試合が終了すると重森はガッツポーズ。
重森はマイクを持つと「さっきレンタ君とお話したこと、今回私がムエタイが出来ることを証明しました。また大きいものをお互い背負って世界の舞台で会おうと約束したので、一歩先に僕が世界へ羽ばたいていきますのでレンタくん、待ってます」と、今度は世界の舞台で再戦しようとメッセージを送った。