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【PFL】パトリッキー“ピットブル”が予選敗退、カサンガナイがネドーに逆転TKO勝ち! ライト級プリマスvs.コラード、ラバダノフvs.デュフォート、ライトヘビー級4強も出揃う

2024/06/22 07:06

▼ライトヘビー級 5分3R
〇インパ・カサンガナイ(米国)17勝4敗 204.8lbs/92.89kg 11点
[2R終了時 TKO]

×ヤコブ・ネドー(スロヴェニア)8勝2敗 206lbs/93.44kg 0点

 6Pのカサンガナイ、0Pのネドーの対戦。

 元UFCのカサンガナイは、コンゴからの移民の両親を持ち、高校でアメリカンフットボールを経験後、2019年、プロMMAデビュー。2020年8月の『Dana White's Contender Series 28』で判定勝ちし、UFCとの契約権を獲得した。

 UFCではミドル級とウェルター級で戦い2勝2敗。2023年3月にPFL初参戦し、PFL Challengerシリーズから参戦。右ストレートで1RTKO勝ちすると、4月の本戦でコーリー・ヘンドリックスに判定勝ち。6月にティム・キャロンを2R 肩固めで極めて計8ポイントでプレーオフ進出を果たした。

 2023年8月のライトヘビー級トーナメント準決勝では、マルシン・ハムレットに初回KO勝ち。11月のトーナメント決勝でジョシュ・シウベイラに判定勝ちで優勝賞金100万ドル(約1億5000万円)を獲得している。

 2月のBellatorとの対抗戦ではミドル級で無敗王者ジョニー・エブレンからダウンを奪うスプリット判定負けで存在感を見せている。今シーズンの初戦はアダム・ポリッツィに1R TKO勝ちで「クイック6」を獲得した。MMA16勝4敗。30歳。

 対するスロヴェニアのネドーは27歳でMMA8勝2敗。昨年のPFLヨーロッパ8人トーナメントで優勝してPFL本戦出場権を獲得。今シーズンの初戦はドヴェルジャン・ヤクシムラドフの右フックでダウンを喫しTKO負け。

 プレーオフ進出のためには、カサンガナイは判定でも勝てば進出。ネドーにとっては1Rフィニッシュ勝利が必要となる。カサンガナイは試合までの控え室で動体視力と反射神経のウォーミングアップとして、ジャグリングを繰り返す。

 1R、ともにオーソドックス構え。先に圧力かけるネドーは得意の右を放つ。カサンガナイもワンツー、左ダブルをガード上に突いて押し戻す。サークリングするカサンガナイ。

 ネドーのワンツーを潜りいったんダブルレッグも切るネドー。詰めて右を当てると、カサンガナイが腰を落とす! 組むカサンガナイを剥がしたネドー。

 2R、詰めてダブルレッグテイクダウンのカサンガナイ。尻は着いたネドーはすぐに立ち上がる。左ジャブ、右アッパーを突くネドー。

 かわしたカサンガナイに、左ジャブ、カサンガナイも左ジャブを刺し合う。首相撲ヒザのネドーを崩すと、立ち上がり際に左右。しかし右を返したネドーは、右ヒザ!

 被弾したカサンガナイだが、ここでダブルレッグテイクダウン! ここもすぐに立つネドーはボディロックテイクダウン! 亀から立ち上がるカサンガナイはふりほどいて立つが、左手を伸ばすカサンガナイに、ネドーはその内側から右アッパー。しかし、ここでカサンガナイは右フックを効かすと、大逆襲!

 足が泳いだネドーに右から左! 怒涛の左右のラッシュ! ダウンしたネドーは立ち上がるが、詰めるカサンガナイの左右を被弾し、頭を下げて打たれるままに。

 レフェリーが入ってもおかしくないが、まだ止めない。ネドーが立って被弾したままゴング。

 椅子に座らされたネドーだが、ドクターチェックの末に続行不可能で、試合はカサンガナイの逆転TKO勝ちとなった。5Pを加点し、計11Pのカサンガナイは首位でプレーオフ進出を決めた。

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