キックボクシング
レポート

【RISE】漢気トーナメントはパヌワットが電光石火のハイキックKOで優勝、ベテラン対決は京谷祐希が判定勝ち、KRAZY BEEの宮本芽依が3戦目で宮﨑若菜を破る番狂わせ、JKファイター辻井和花は完勝

2024/04/21 17:04

▼第9試合 フェザー級(-57.5kg)3分3R延長1R
〇宮崎就斗(TARGET/同級8位、第2代DEEP☆KICK -57.5kg王者)
判定3-0 ※30-26×3
×山元剣心(PHOENIX/同級12位)


 宮崎は2011年11月デビューのベテランで、「第5代RISEバンタム級王座決定トーナメント」に出場するなど早くから活躍。鈴木真彦、内藤大樹、原口健飛らとも拳を交えた。前戦は2023年12月のDEEP☆KICKでKING龍蔵にTKOで敗れている。第2代DEEP☆KICK -57.5kg王者。戦績は26勝(9KO)21敗2分。


 山元はヒジあり・ヒジなしの両方で試合をする二刀流。前戦は2023年10月、ベテランのSEIDOを延長戦の末に破った。戦績は8勝(4KO)6敗。


 1R、山元はサウスポーの宮崎に右ミドル、宮崎は左ローを蹴っていく。奥足への左ローを狙っていく宮崎に山元は右ストレートを合わせにいく。真っ直ぐに入って来る山元にパンチを浴びせる宮崎だが、山元は笑顔で構わず前へ出て右ストレートを打つ。宮崎は左ローを蹴るがパンチを顔面に浴びる。


 2Rも前に出てくる山元へ宮崎は左ミドル、左ロー。山元の右ストレートには左ストレートを合わせに行く。前に出る山元は宮崎の攻撃を一発受けてから右ストレートを返す。宮崎が左ヒザを突き刺して山元をロープ際まで追い詰めると、宮崎は左ストレート、右フック。山元は宮崎の攻撃を受けて止まる場面が増えるが、それでもパンチを出して前へ出る。そこへ宮崎が左ハイキックからの蹴り足を引きながらの左ストレート。


 3R、山元は一気に距離を詰めての左右フック、宮崎はヒザで応戦。下がって距離をとろうとする宮崎に山元は前進してパンチを当てに行くが、宮崎の左ボディ、左フックをもらう。パンチに左ローを織り交ぜる宮崎。山元はガムシャラに左右フックを打っていく。宮崎は左ミドル、左ロー、ワンツー、右フック、左ハイと連続ヒット。


 それでも前へ出て左右フックを振り回す山元。ロープを背負った山元が右ストレートをヒットさせた直後、宮崎が左ストレートを返してダウンを奪う。さらに左ハイからの右フックでダウンを追加する宮崎。立ち上がった山元へ左インロー、山元も左右フックを繰り出す。


 最後まで前へ出て攻めの姿勢を見せた山元だったが、宮崎が大差判定勝ちを収めた。

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