キックボクシング
レポート

【RISE】漢気トーナメントはパヌワットが電光石火のハイキックKOで優勝、ベテラン対決は京谷祐希が判定勝ち、KRAZY BEEの宮本芽依が3戦目で宮﨑若菜を破る番狂わせ、JKファイター辻井和花は完勝

2024/04/21 17:04

▼第2試合 アトム級(-46kg)3分3R
〇辻井和花(BRING IT ONパラエストラAKK/KROSS×OVER GIRLS-KICK アトム級王者)
判定3-0 ※29-28、30-29、30-27
×坂田実優(FASCINATE FIGHT TEAM)


 辻井は極真空手で20戦17勝、RISEのアマチュア大会RISE NOVAの全日本女子トーナメントで2021年に-47kg級優勝、KNOCK OUTアマチュア大会-47kg級優勝などの成績を収め、2022年10月の『RISE』にて16歳でプロデビューした。そのデビュー戦こそ小林穂夏に敗れたが、以後は『KROSS×OVER』で3連勝、2023年10月には松本徐倫を破り僅か4戦目にしてKROSS×OVER GIRLS-KICK アトム級王座に就いた。サウスポーで左ストレートが得意。姉の辻井和奏もプロキックボクサーで、妹も空手とキックボクシングを学んでいるという格闘三姉妹だ。Instagramのフォロワー数は12万人。


 今回対戦する坂田は原口健飛率いるFASCINATE FIGHT TEAMの所属で、RISE QUEENミニフライ級王者・小林愛理奈の盟友。4勝6敗2分と黒星が先行しているが、小林のスパーリングパートナーとして実力を上げている。前回2023年8月には小林穂夏を相手にドローに持ち込んだ。


 1Rから両者スピードのある攻防。サウスポーの辻井は右へ回り込みながら左ローを蹴り、ワンツーを放つ。坂田も右ミドルを蹴ってワンツー。


 2R、辻井は前蹴りを挟み、右へ回り込みながらの左ストレートを何度もヒットさせる。坂田は飛び込んでの左フックを見せるが、辻井のヒットが目立った。


 3R、グッと距離を詰めた坂田が打ち合いを仕掛けるが、辻井が右へ動きながら左を上手く当てる。前蹴りで突き放し、左を当て、組むとワンキャッチのヒザも先に出す辻井。坂田は打ち合いを仕掛けて左右フックを繰り出すが、辻井が打ち合いでも一歩も退かず左を当ててから前蹴りで突き放す。


 判定は3-0で辻井の完勝。嬉しいRISE初勝利を飾った。

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