▼セミファイナル(第10試合)バンタム級(-55kg)3分3R延長1R
×良星(KSR GYM/同級5位)
判定0-3 ※28-29、29-30、28-30
〇京谷祐希(TEAM TEPPEN/同級6位)
良星はスピードとスタミナを活かした常に動き回るアグレッシブなスタイルで“ノンストップ・ハイスピードバトル”を展開し、会場を常に沸かせるRISEの元気印。得意技はハイキック。2018年7月に鈴木真彦に敗れて以降は破竹の7連勝(3KO)を飾っていたが、2020年1月に鈴木とのタイトルマッチ再戦で敗れて王座奪取ならず。2022年4月、大森隆之介にKOで敗れて以来の復帰戦となる。第4代Bigbangスーパーバンタム級王者。戦績は23勝(4KO)8敗1分。
京谷は強打と当て感の良さで連戦連勝。2010年に『DEEP☆KICK』で皇治と対戦し、当時無敗だった皇治に初黒星を付けた。2012年6月には『Krush』で武尊と対戦し、当時5戦5勝の武尊からダウンを奪った末にドクターストップでTKO勝利。2016年10月には『HOOST CUP』にて玖村修平からも勝利を収めるなど実力者ぶりを発揮した“伝説の壊し屋”。その後、怪我のため試合から離れたが2019年9月のRISEで約3年ぶりに復帰。前戦は2023年7月、翔磨から判定勝ちして戦績を19勝(10KO)10敗2分とした。
大歓声に迎えられてリングインした良星は笑顔で観客席にアピール。
1R、サウスポーの京谷は良星の入り際に左ストレート、右フック。自分からはワンツーで入る。良星はスーパーマンパンチから着地と同時に右ハイを放ち、京谷をヒヤッとさせるが、京谷は左ストレート&右フックをしっかりと当てる。
2R、ジャブ、ワンツーの京谷に良星は右ハイを狙うが京谷はブロック。真っ直ぐパンチを突き、アッパーを突き上げる京谷。無駄打ちはしない印象だ。良星は飛び込む機会をうかがうが、そこへ京谷が左ミドル、ヒザ、左ストレート。ローを蹴る良星へ京谷は右を合わせる。
3R、前に出る良星がボディへのワンツー、ハイキックで攻勢に出るが、京谷もヒザと左インローで応戦。京谷は左ミドル、ワンツーからヒザ。前へ出る良星だがボディへ一発入れるだけで京谷に離されてしまう。
自分の距離を保ち、的確にパンチを当てていった京谷が判定勝ち。良星は笑顔で京谷の勝利を祝福した。「こんな試合じゃ上を目指せないし、僕の実力こんななので自信ないです。まだまだ強くなってから帰って来るのでよろしくお願いします。これでは消化不良になってしまうので、6月空いてます」と、6月のWORLD SERIES大阪大会への参戦をアピールした。