キックボクシング
レポート

【KNOCK OUT】ヒジ打ち一閃デンサヤームがリオスを大流血に追い込みTKO勝ち、39歳・津崎善郎が暫定王者に、チュームーシーフーが久井大夢との激闘を制して王者・龍聖に挑戦宣言、健太が良太郎に判定勝ち、K-1グループからの刺客・小田尋久が中島に勝利、大谷翔司は相手が戦闘不能で不完全燃焼のTKO勝ち

2024/02/25 18:02

▼第4試合 KNOCK OUT-BLACK スーパーウェルター級 3分3R延長1R
×中島弘貴(NEXT LEVEL渋谷)
延長R 判定0-3 ※9-10×3
○小田尋久(キックボクシングジム3K)
※本戦の判定は28-30、29-28、29-29。


 中島は無敗のまま「Krush 70kg Tournament 2009」で優勝。2010年3月には「K-1 WORLD MAX 2010 ~-70kkg日本トーナメント」で準優勝。2012年にはIT'S SHOWTIMEの日本王座として制定されたSTJ 70kg MAXの初代王者にも輝いている。2015年4月には第3代Krushスーパー・ウェルター級王座を獲得。2021年5月よりKNOCK OUT初参戦を果たすと5連勝(4KO)を飾ったが、2022年10月のクンタップ戦で判定に敗れ連勝がストップした。2023年4月、西川康平にKO勝ちで再起。戦績は31勝(19KO)17敗。


 新極真会出身の空手家である小田は2021年11月に『DEEP☆KICK』でプロデビュー。2022年4月に『Stand up』で勝利すると、2023年2月の『Krush』に初参戦して夜叉猿に勝利した。8月には第3代Bigbangスーパー・ウェルター級王者の山崎陽一からKO勝利を飾っており、現在5戦5勝(3KO)1敗。ハイ・ミドル・ロー、後ろ廻し蹴り、胴廻し回転蹴りと空手家らしく蹴り技を多用するスタイルで、山崎戦では飛びヒザ蹴りでKO勝利している。


 1R、小田が重い蹴りを放ってじりじりと前へ。中島も強い右ミドルを蹴ると、小田はハイキックからの後ろ廻し蹴りを繰り出して場内をどよめかせる。中島が右ミドル、右インローを蹴るも、左フックを打つと小田が入り込むため巻き込むような形となり、両者ホールディングという展開が続く。


 2R、中島が右フックを打つと小田が入り込むためホールディングに。ならばと中島はヒザを突き上げようとする。小田が鋭い左ミドルから前蹴りで中島を転倒させる。立ち上がった中島は強烈な左ボディ。中島の左右ボディに組み付く小田。中島の右フックからの左ローに小田は左ストレート。


 3R、前に出てくる小田に中島は左ボディ、右フック、左ミドル。中島が飛びヒザを発射して、そのまま両者倒れ込む。接近して左を連打する小田。中島は左ボディストレートからの右フック。ホールディングの忠を受ける中島。両者打ち合おうとするが距離が合わずホールディングになってしまい、噛み合わないまま試合終了。


 延長R、至近距離での打ち合いになると中島がフックをヒットさせるが、小田が足払いで中島をコカす。中島が一発入れては組み付くか、小田が組み付くという展開が続く。小田が左右ハイキック、中島が左ボディを打つとクリンチでブレイク。中島の右アッパーに小田は右フックを合わせに行く。右フックを当てに行く中島に小田は左右ハイキック。両者もつれてどちらかが倒れるような展開がつづいた。


 判定は3-0で蹴りを当てに行った小田が勝利を収めた。

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