キックボクシング
レポート

【KNOCK OUT】ヒジ打ち一閃デンサヤームがリオスを大流血に追い込みTKO勝ち、39歳・津崎善郎が暫定王者に、チュームーシーフーが久井大夢との激闘を制して王者・龍聖に挑戦宣言、健太が良太郎に判定勝ち、K-1グループからの刺客・小田尋久が中島に勝利、大谷翔司は相手が戦闘不能で不完全燃焼のTKO勝ち

2024/02/25 18:02

▼第6試合 KNOCK OUT-REDスーパーライト級 3分3R延長1R
×良太郎(池袋BLUE DOG GYM/team AKATSUKI/KNOCK OUT-BLACKウェルター級王者)
判定0-3 ※27-30×3
○健太(NJKF/E.S.G/元WBCムエタイ日本ウェルター級王者)


 良太郎は“千の職質を受けた男”として知られる強面で、パンチと首相撲からのヒザ蹴りを武器に2017年11月にはREBELS-MUAYTHAIライト級王座を獲得。2019年2月には初防衛にも成功している。2019年8月に雅駿介、2020年2月にスアレックに敗れて連敗したが、2021年2月には橋本悟からダウンを奪って勝利し復活。2022年7月に渡部太基に判定勝ち、9月の初代KNOCK OUT-BLACKウェルター級王座を懸けての再戦も判定で制し、初代王座に就いた。同王座を2023年9月の返上して臨んだKNOCK OUT-REDスーパーライト級王座決定戦ではバズーカ巧樹に延長戦の末に敗れた。戦績は15勝(5KO)14敗5分。


 健太は2005年にプロデビューすると、2008年5月にNJKFウェルター級王座を獲得。その後、NJKFスーパーウェルター級王座、初代Krush -70kg王座、WBCムエタイ日本ウェルター級王座も獲得し、NJKFを代表する選手として『ONE Championship』など世界を舞台に戦ってきた。2021年9月にホームリングNJKFでの試合で100戦目に到達、その試合を勝利で飾っている。昨年12月のホーストカップ名古屋大会では元DEEP☆KICK 63kg級王者・山畑雄摩に勝利、2023年2月には引退試合の喜入衆に判定勝ち、4月のNJKFでは吉田凛汰朗にも勝利して3連勝したが、5月にムエタイの強豪ソッガオに判定で敗れた。


 1R、良太郎はさっそく得意の首相撲に持ち込むとヒザ、健太もすぎに蹴り返し、良太郎がヒジ。健太の左前脚のカーフを蹴る良太郎。ジャブからローの良太郎に健太郎は前へ出て右ロー。


 2R、組むと良太郎の頭部にヒジを突き立て、首相撲で崩す健太。良太郎は前へ出て右ロー、健太は左ボディ。健太が左ストレートからの右フックでダウンを奪う。すかさず仕留めに行く健太は左ボディ、右フック、右ヒジ、右ハイ。良太郎は組みついてこのラウンドを耐えた。


 3R、健太がジャブ、右ストレート、左ボディ、右ローを的確に当て、良太郎は前に出るも攻撃が当たらず。ガードを固めて前に出るだけになった良太郎に健太がジャブやヒジ、ハイキックを打つ。首相撲でもなかなか手が出ない良太郎だったが、最後はヒザを蹴る。健太は左右フックを回転させ左フックを当てて終了。


 判定は30-27×3のフルマークで健太の快勝となった。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.335
2024年11月22日発売
年末年始の主役たちを特集。UFC世界王座に挑む朝倉海、パントージャ独占インタビュー、大晦日・鈴木千裕vs.クレベル、井上直樹、久保優太。武尊、KANA。「武の世界」でプロハースカ、石井慧も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント