▼第9試合 フライ級(-51.5kg)3分3R延長1R
○末國龍汰(フリー/同級3位)
延長R 判定3-0 ※10-9×3
×麗也(team AKATSUKI/元ISKAインターコンチネンタルフライ級王者、第7代新日本キックボクシング協会フライ級王者)
※本戦の判定は30-29、29-29×2。
1R、麗也はヒザ蹴り、サウスポーの末國は左ローと右フック。両者探り合いのような展開が続き、手数は少な目。
2R、ワンツーの麗也に左ロー、左ミドルを蹴って前へ出る末國。1Rとは打って変わって両者手数を出す。前へ出るのは末國だが、距離が詰まるとパンチを回転させるのは麗也だ。末國は左フックからの右ストレート、麗也は左右ボディを打つ。両者ともきびきびと動いて手数も出るが、有効打は少ない。
3R、左へ回り込もうとする麗也だが、サウスポーの末國はそうはさせない。右ローを蹴る麗也に末國は左ミドル、左ロー。前へ出てのワンツー・左フックで末國が攻勢に出るが、麗也の右ローを奥足にもらう。麗也はその奥足に狙いを絞ったか、末國が攻めて来るところを右ローで迎え撃つ。その右ローに足を上げる末國。それでも前へ出て細かくパンチを打ち、左ミドルを蹴る。
ジャッジ1名が前へ出た末國を指示したが2名はドロー、延長戦へ。ここでも前へ出るのは末國でギアをさらに上げたかのようにパンチの連打と蹴りのコンビネーション。麗也はブロックを固めて右ローを蹴る。麗也がノーガードでカモンゼスチャーすると、そこで末國のワンツーがクリーンヒット。前へ出て右ローを蹴る麗也だが、末國が右へ回り込みながらパンチをまとめる。終盤は麗也の右をかわして、左ストレートをリターンしてヒットを奪う末國。同じパターンが何度も見られ、末國が判定3-0で勝利した。