▼第11試合 スーパーフライ級(-53kg)3分3R延長1R
○長谷川海翔(誠剛館/同級3位、第4代DEEP☆KICK-53kg王者)
KO 3R 2分31秒
×サンチャイ・TEPPENGYM(TEAM TEPPEN/元ラジャダムナンスタジアムミニマム級王者)
長谷川は2021年4月にDEEP☆KICKでプロデビューを果たすと破竹の勢いでKO勝利を連発。2022年3月より行われたDEEP☆KICK-53kg王座決定トーナメントを制して王者となった。6月にはKO勝ちで初防衛に成功すると、2022年10月からRISEに参戦。2023年7月のRISEでは翼を初回KOに破り、11月の「RISE NEW WARRIORS スーパーフライ級トーナメント」でHIROYUKIを飛びヒザ蹴りでKOする番狂わせ。決勝では政所仁にプロ初黒星を喫するもインパクトを残した。戦績は11勝(10KO)1敗1無効試合。
サンチャイは元ラジャダムナンスタジアム認定ミニフライ級王者。TEPPEN GYMでトレーナーを務めつつ、大﨑一貴、大崎孔稀、石井一成、白幡裕星ら日本の軽量級トップ選手と対戦してきた。2023年11月、KNOCK OUTでKNOCK OUT-REDバンタム級王者・乙津陸とオープンフィンガーグローブマッチで対戦し、判定3-0で勝利している。戦績は222勝(89KO)68敗3分。
1R、サウスポーの長谷川はジャブ、左ストレート、左ミドル。サンチャイは1Rは見ていくか、右のカウンター待ち。長谷川のパンチをかわしての右ストレートも打つ。長谷川は左ハイを空振りするとそのまま回転してのバックハンドブロー。一気にラッシュをかける長谷川。サンチャイはホールディングで時間を稼ぐ。サンチャイは右ミドルを蹴り、返しの長谷川のパンチを左へ動いてかわそうとするが、それを呼んでいる長谷川は右ヒザを突き上げる。
2R、長谷川は左ボディストレート、右ジャブでボディを攻める。右フック、左フックと打ち込む長谷川にサンチャイは左ハイ。右ストレートで前へ突っ込んでくるサンチャイには左フックを合わせる。コーナーを背にしたサンチャイに攻め込む長谷川だが、サンチャイは前蹴りを多用して入らせない。長谷川が左ハイをヒットさせると、サンチャイは疲労の色を見せてディフェンス一辺倒に。
3R、サンチャイの右ローに左ストレートを伸ばしてヒットを奪うと、左カーフを蹴り、さらにヒザと攻め込む長谷川だが、サンチャイのホールディングに捕まる。ここでサンチャイに警告。長谷川のジャブに思い切り右ストレートを連発してくるサンチャイ。左ストレート2連発でサンチャイを仰け反らせる長谷川。サンチャイの右ローに左ストレートを命中させてダウンを奪うと、左ローからの左ストレート、右ヒザ、そして連打でサンチャイを仕留めた。
長谷川はマイクを持つと「僕の前に望夢がアツい試合をしてつなげてくれたので絶対に盛り上げないといかんと思ったんですけれど、KOしたけれど内容がダメになっちゃって。これでは(政所)仁くんにリベンジ出来ないのでもっと頑張ります。RISEの大きな大会にまだ出たことないので、大阪で花田選手と池田選手の勝者とやらせていただけると嬉しいです」とアピールした。