▼第10試合 ライト級 3分3R
○サミンデット・ノーアヌワットジム(タイ)
[判定3-0] ※30-27×3
×重森陽太(Eight Weapons)
重森は16歳でプロデビューし、10戦目で無敗のまま新日本キックボクシング協会の日本バンタム級王者となり、14戦目で初黒星を喫するまで無敗を保った。20歳で日本フェザー級王者となり二階級制覇を達成。2019年7月にWKBA世界ライト級王座を獲得して三階級制覇。2021年7月にはスアレック・ルークカムイから勝利を収め、KNOCK OUT-REDライト級王者にも輝いた。2023年2月、悲願であったラジャダムナンスタジアム王座に挑戦したが、判定負けで奪取ならず。その後は所属をEight Weaponsに変えて8月のKNOCK OUTに参戦したが、バットマンに判定負け。11月にオープンフィンガーグローブ戦に初挑戦し、ルンペットを2RでTKOに破った。
サミンデットについて中川代表は「12月のラジャダムナン生誕祭でチャラームと対戦してドロー、RWSトーナメントでは準優勝しておりタイのライト級で5本の指に入る。もし重森選手が勝った場合はラジャのタイトル挑戦もありえる」と評している。
1R、ミドルの激しい蹴り合いから始まり、重森は三日月も織り交ぜる。前に出るサミンデットは顔面前蹴り。重森にロープを背負わせるとワンツーを打つ。サミンデットの左ミドルをスウェーでかわした重森は右ミドルを蹴る。OPスコアは10-9×3でサミンデット。
2Rもミドルの蹴り合いからスタート。左ミドルを蹴ったサミンデットは重森が蹴り返してきた右ミドルを見事なスネブロック。サミンデットが左ミドルからの左ストレート、どんどん圧をかけて前へ出ていく。左ストレートからのヒジも繰り出すサミンデット。重森は後退を余儀なくされ、左ミドルで右腕を蹴られ続ける。ならばと右ローを蹴る重森。サミンデットの左ミドルを空振りさせて右ローを蹴るが、続く右ミドルはスネブロックされる。このラウンドもサミンデットの10-9×3。
3Rも左ミドルで右腕を蹴られる重森。サミンデットはジャブ、前蹴りで流し気味。サミンデットの左ミドルに重森が右ローを合わせ、大きくバランスを崩したサミンデットにヒジを打つがこれは空振り。ワンツー、右ローで前へ出る重森。サミンデットは前蹴りと左ミドルで距離をとる。重森はパンチを狙うがサミンデットは隙を見せず、試合終了。