▼第12試合 ライト級 3分3R
○ラムナムーンレック・オーアチャリア(タイ)
[判定3-0] ※30-27×3
×レンタ・ウォーワンチャイ(ウォーワンチャイプロモーション)
レンタは石井一成と同門で、中学生時代から石井と共にタイで練習・試合を重ねて2015年にタイでプロデビュー。これまでにWMCインターコンチネンタル・ライト級王座、WPMFインターナショナル同級王座を獲得した。2022年9月にはベテランの健太に勝利、2023年4月には羅向とダブルノックダウンとなる激戦を制して「ROAD TO ONE ムエタイ ライト級トーナメント」で優勝。7月にはRWSのライト級リーグ戦Bグループ最終試合でラムナムムーンレックに判定で敗れファイナル4への進出はならなかった。11月の羅向との再戦でも勝利してBOMライト級王座に就いている。
サウスポーのラムナムムーンレックは7歳でムエタイを始めた。2019年9月にS-1スーパーフェザー級王座を獲得し、2022年にはWMC世界ライト級王座も獲得。さらに2022・2023年にラジャダムナン・ワールドシリーズ(RWS)ライト級リーグ戦で2年連続優勝した。2021年にはタイのスポーツ局が選定するファイター・オブ・ザ・イヤー(MVP)にも選ばれている。2023年2月に初来日し、笠原弘希とシュートボクシングルールで対戦。延長3回の大接戦となったが最後はバックドロップで笠原がシュートポイントを奪い勝利した。
1R、レンタは前日計量で体重超過したラムナムムーンレックのボディを狙っていく。前に詰めるレンタがパワフルな左右フック、ラムナムムーンレックは左ミドルを蹴る。ラムナムムーンレックは前に出るレンタに下がりながらも左ミドルのカウンターをとり、左ボディストレートもヒットさせる。レンタのパンチを空振りさせて左をしっかり当てるラムナムムーンレック。手数が少ないながらヒットを奪ったのはラムナムムーンレックの方だった。OPスコアは10-9×3でラムナムムーンレック。
2Rが始まる前からラムナムムーンレックが左ミドルを蹴る。前に出るレンタは左右フック、アッパーもラムナムムーンレックはかわしていき左ミドルを蹴る。レンタが右ミドルを蹴るとキャッチしてコカす。コーナーに詰めたレンタが左ボディ2連発。しかし顔面へのフックはかわされ、ラムナムムーンレックが左ボディストレートを突き刺す。左ストレート、ワンツーとパンチ主体で攻めるラムナムムーンレックはヒジもき出す。ラムナムムーンレックはレンタのパンチをかわし切り、蹴りもキャッチして優勢をアピールする。OPスコアは10-9でラムナムムーンレック。
3R、前に出るレンタが右ローから左右フックもラムナムムーンレックはパンチをかわして左ミドル。ラムナムムーンレックはレンタの攻撃をかわして流し気味。レンタが接近すると組み付いてしまう。ラムナムムーンレックはジャブ、左ストレート、左ミドルと要所で攻撃を出す。レンタの左右ボディが決まるが、それ以上の追撃は許さず組み付くラムナムムーンレック。左ストレートと左ミドルをしっかり当てるラムナムムーンレックに、レンタのパンチは空振りに終わった。