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インタビュー

【RIZIN】水垣偉弥「日本MMA史上最高の堀口恭司選手の前に立つために、マネル・ケイプとは“おじいちゃんの知恵袋”で戦う」=8.18「RIZIN.18」名古屋

2019/08/12 21:08
【RIZIN】水垣偉弥「日本MMA史上最高の堀口恭司選手の前に立つために、マネル・ケイプとは“おじいちゃんの知恵袋”で戦う」=8.18「RIZIN.18」名古屋

(C)GONG KAKUTOGI/RIZIN FF/Bellator

2019年8月18日(日)「RIZIN.18」愛知・ドルフィンズアリーナ大会でマネル・ケイプ(アンゴラ)と対戦する水垣偉弥(SONIC SQUAD)が12日、神奈川県・横須賀で公開練習。その後、本誌の単独取材に応じた。

水垣は、2005年の修斗人王決定トーナメントでプロデビューし優勝。2007年にはいちはやく金網を導入した大会・CAGE FORCEに参戦しバンタム級王座を獲得。2009年から北米WEC、2011年からUFCに参戦し、日本人唯一の5連勝を飾るなどの輝かしい実績を残している。

UFC後もACBに参戦、一時、試合機会に恵まれず苦しんだが、2019年5月のDEEPで日本マット復帰。元PANCRASEライト級王者の昇侍を判定で下し、今回のRIZIN初参戦となった。

DEEP後、北米のトップを再び目指すことを宣言していた水垣だが、そのトップが、日本を主戦場とし、同じ階級にやってきた──水垣はキャリアで「最後になるかもしれない」日本のメジャーリングで、RIZIN&Bellator王者の堀口恭司の前に立つために、名古屋で強敵マネル・ケイプと戦う。

RIZIN SNSの『水垣vsケイプ、どっちが勝ちますか』に参加したら…

──5月にDEEPで試合をして、昇侍選手に判定勝ちしました。そのときは「まだ北米のUFCに挑戦したい気持ちがある」と語っていましたが、北米のチャンスがかなり限られるなかで、今回のRIZIN参戦となりました。経緯を教えていただけますか。

「いろいろとマネージャー(シュウ・ヒラタ氏)と相談していて、その(北米の)可能性も残しつつ、BellatorとRIZINの提携もありますし、やっぱり堀口恭司というRIZINチャピオンがすごく魅力的で、その目標があるというのがすごくモチベーションが高くて、日本の最高の舞台に上がれるチャンスですし──いままで全く日本の大きな舞台に上がる機会がなかったので──もうキャリア終盤で、もしここで上がらなかったら二度と無いかもしれないし、チャンスをもらったんでやろうと思いました」

──何よりも北米メジャーのトップの1人である堀口恭司選手と戦うことが参戦の動機になったと。

「そうですね。そのモチベーションが一番高いですね」

──そう思うようになったのは、やはりここ最近の堀口恭司選手の試合を見て強く感じるようになった?

「そうですね。特にBellatorでのタイトルマッチ(ダリオン・コールドウェルとの再戦)が──(DAZNで)解説していたので、もう感動しましたね。なぜかメインカードの1試合目だったので、その後の解説がフワフワしてしまいました(苦笑)。そのくらい強烈なインパクトでしたし、年末から続いているストーリーがいったん完結して……ほんとうに目標ができましたね」

──水垣選手もここ数年は試合スタイルに変化があるように感じます。

「(自分が)打撃の選手という認識が強かったので、その分、テイクダウンに行きやすかったんですけど、最近はその手の内を見せたので、相手も考えてくるでしょうけど、その分、今度は打撃の意識が低くなるので、逆に打撃が当たりやすくなるし、相手も打撃がしにくくなるということもあると思いますので、自分の新しいスタイルがまとまりつつあるのかなと思います」

──RIZIN前にDEEPでそのスタイルを試合で試せたことは良かったですか。

「そうですね。結構、全力で組みにこだわってやってきたので、ああ、こんなに疲れるんだという、正直な気持ちでした(苦笑)」

──それを昇侍戦ではやり切っていたかと思います。

「まあやり切るしかなかったので。疲れましたが、そのへんも(対策を)考えつつあります」

──2016年12月がUFC最後の試合で、ACBで3試合、REBEL FCとの契約もありましたが大会延期が相次いだことで……。

「1年近く試合から遠ざかってしまって……中国でいろいろあったんですよ(苦笑)。試合ができなくて、格闘技人生で一番、キツかったですね。もう底は打っただろう、と思っています。でも1年休んだことで、安田(けん・SONIC SQUAD代表)さんからも言われているんですけど、よかったんじゃないかと。前回、ピエトロ・メンガ戦(2018年5月、ACB87で水垣が判定勝利)も勝ちましたけどダウンはしていて、それまでもずっとダウンをし続けていたので、その意味で結果的に1年休めて、良かったんじゃないかと前向きにとらえています」

──その目指す堀口恭司選手との試合ですが、Bellatorでのコールドウェル戦で座り続けられる、バックも取らせないのはどこが凄いと感じますか。

「そうですね……まったく慌てていない。ケージに追し込まれて座っていても慌てない。僕だったらヤバいヤバいと無理やり立とうとしてバックを取られていると思います。そういう失点が無い。立てる自信もあるし、その状態を凌げば、自分が圧倒的に有利に立てる自信もあるから慌てない、肝の据わったところがあるから強いのかなと思います」

──堀口選手は本誌のインタビューで「もう少し疲れさせようかなと思った」と言っていました。2Rにもあそこで無理やりの形では立とうとしなかった。

「そうですね。たぶんそこでバックを取られたら厄介だとは感じていて、ATTのマイク・ブラウンコーチからもそう意識づけて言われていたんだと思いますけど……やっぱり焦るじゃないですか。普通は1Rと同じ展開になったら何とかしようと。でも無理に動こうとしていない。一方で立たれるプレッシャーもあるからコールドウェルも相手の腰を殺したままで、スペースを空けて何かビックインパクトを作るよりも抑え込むのに必死だった。そこで力を使っているうちに、だんだんとスタミナもキツくなっていった」

──まるで相手の動きを肌で感じているかのようにバックを徹底的に取らせない上手さ・強さがありました。なぜ、ケージ際であんなにウィザードが強いのでしょうか。

「うーん、どうでしょう。フレームや背が小さくて、ぎゅっとしているのもいいんじゃないでしょうか」

──なるほど。そして、今回の水垣選手の対戦相手であるマネル・ケイプ選手ですが、試合経験も積み、危険な相手だと感じました。

「ケイプは身体能力が高くてスピードもありますけど、そこは実際にやってみないと分からないので考えすぎてもしょうがない。もう自分を信じて、それに自分が反応できると信じてやれるかどうか。当たっちゃったら……まあもうしょうがない(笑)。

ただ、ムチャ頭いいなと思います。前回の伊藤盛一郎選手との試合でも、1Rのスピードと2Rのスピードとリズムを変えてきているんですよね。1Rは真っ直ぐと横フック系しか使っていないのが、2Rになって急にスピードを変えてアッパーを当ててペースを握っています。そういうクレバーな部分に気をつけて、相手のリズムにはまらないように頭に入れておきたいです」

──そして序盤は特に、ただ組むというのは難しいくらい……。

「タックルに対する反応がムチャクチャ速いです。逆に僕の方が小さくてリーチもないので、無理に近づかなくてもいいとも言えます。相手が打撃をしたければ近づいてきますし、そのへんはうまく“おじいちゃんの知恵袋”で戦いたいと思います」

──ケイプが仕掛けてきた“おじいちゃん”キャラですね(笑)。それでもまだ35歳のおじいちゃん、若い選手と練習で頑張っているようですね(笑)。

「頑張っていますよー(笑)。ソニックスクワッドの選手たち、北岡(悟)さんのパンクラスイズム横浜でもこよみちゃんとか。松嶋こよみにボコられて……悪いヤツなんですよ(笑)。強いですよ」

──しかしこう聞くと、ケイプ戦の戦い方も見えてきているようですね。

「相手の試合を見て、普段の練習にどう落とし込むかでやってきました。ただ、がっちり作戦を立てすぎると、それが飛んだときに何もできなくなっちゃうので、大まかにこういう選手だなとしか考えていないですけど、セコンドはしっかり考えてくれてラウンドごとに教えてくれると思います」

──もし作戦が飛んでも、泥試合でも勝負できる強さがいまの水垣選手からは感じます。

「僕がいままで戦ってきて、何が強いんだろうと考えたときに、別に、まあ打撃はまあまあ強いと思うんですけど、そのへんの勝負勘はいいと思うんですよね。シーソーゲームになったときに、スプリットディシジョンで負けたことが無いんですよ。競り合いなるとちょっとしたところで勝てる。まあ運なのかもしれないですけど(笑)」

──おっ、そういえばそうかもしれません……ジェフ・カラン、ルーベン・デュラン、ブライアン・キャラウェイ、エリック・ペレス……ほんとうに勝ってますね。そこは運だけじゃない、引き寄せる必死さがあるのではないでしょうか。ところで、いま上がった試合はすべてケージです。久々のリングは大丈夫でしょうか。

「(小さな声になり)そう、久々すぎますね……あっ、でもここ(横須賀ゴールドジム)もリングですし、八景もリングでしたし(声が大きくなる)、まあ、いまさらそれを言っても、やるしかないんで!(再び小さな声になり)ほんとう修斗以来ですし、2007年7月の上田(将勝)さんとの試合以来のリングです。その後はCAGE FORCEですし」

──もちろん慣れ親しんだケージが戦いやすいでしようけど、八景時代には数々のスパーリングパートナーをコーナーに追い込んでいたように記憶しています。

「たしかに、いま言われて思い出しましたが、打撃のスパーは八景のときからリングでやることが多かったので、詰め方という意味では身体に染み付いていますね」

──詰めることも詰められることもある、と。マネル・ケイプは左も右もハイキックを出したりしますね。散らし方も上手い。

「ハイキックは自分、試合でもらったことはないですね……あっ、五味(隆典)選手に練習でもらったことがあります。修斗の新人王トーナメントに出ているころに五味さんとのスパーリングでハイキックで、全部飛びました。それからハイキックには気をつけよう、と植え付けられたので大丈夫です(苦笑)」

──スパーリングでハイキックでKO……恐るべしですね。リングではケージレスリングの攻防とは異なる部分も出てきますね。

「立ちにくい……まあ、ここまで来たらやるしかないんで」

──今でも練習で引き出しが増えたり手応えを感じることもあるんじゃないでしょうか。

「グラップリングとかはまあまあ新しい手とかも増えて楽しいんですけど。それが……でもみんなそうじゃないですか。『俺はまだ強くなっている、上手くなっている』と言うんですけど、試合に必要な肝心の反応とかはたぶん歳とともに劣化してるんですよ。どこまでそれをカバーできるかというところだと思うので、それを試合で、タイムリミットが来ていないことを願って──」

──イアン・マッコールをTKOし、堀口恭司、朝倉海選手を苦しめ、中村優作選手をRNCで極め、伊藤盛一郎選手をTKOに下しているケイプはたしかに強いです。反応とかも心配な部分はあるでしょうけど、水垣選手が戦ってきた軌跡と、これまでの言葉を聞くとたしかな勝算があるのだなとも感じました。

「脅さないでくださいよ(笑)。いま必死に自分を奮い立たせているんですから(笑)」

──いえいえ(苦笑)、そう感じたという(笑)。

「でも、最初に試合が決まったときに動画見て、いつもしばらく動画を見ないんですよ。相手のことばかりに頭がいってしまうのはよくないので。でも最近一通り、練習が仕上がってきたときにもう1回見たら……」

──見たら……?

「MMA的には、全然、俺の方が上手いなと。なんでそういうところがほんとうにうまくいけばいけると思うので……逆に久々に動画を見てホッとしていたところでした。悪いメンタルではないんですけど……いまちょっと落とされたんで(笑)」

──落としてないです(笑)。

「よせばいいのに、RIZINのtwitterとか見て、『水垣vsケイプ、どっちが勝ちますか』に自分を押して結果をみたら、そのときは7割くらいが『マネル・ケイプがKO勝ち』なんですよ……」

──それは、ちょっと軽く見るなよと。水垣選手はもちろん自分に押して。

「自分は『水垣偉弥が判定勝ち』に押しました(笑)。まあこの結果でちょっと気が楽になりました(笑)。ギャップじゃないですか、『どうせおじいちゃんでしょ』と見られていたのが意外と強いと。打撃も塩漬けでもそのギャップを楽しんでもらえれば。そして新しい自分も見せられたらと思います」

──修斗からCAGE FORCE、WEC、UFC、ACBと渡り歩いてきた歴戦の兵である水垣選手の試合を楽しみにしているファンも多いと思います。ケイプに勝って、堀口選手の前に立つ──それがいま水垣選手を最も奮い立たせているものだと。

「そうです、ラスボスです。それが一番のモチベーションです。それとお金と(笑)」

──そこは大事ですね(笑)。

【以下は公式囲み会見】

「(堀口恭司の)前に立って、リングで向かい合ってしまえば何が起こるか分からない、というところに賭けたい」


【写真】安田けんSONIC SQUAD代表は「もうベテランなので、それなりの戦い方もできますし、今回、ちょっと彼の得意分野を伸ばして。1点だけ、『これだけはどうしても』というものを徹底的にやってきました。楽しみにしていてください」と水垣に期待を寄せた。

──水垣選手、8月12日に迫ったRIZIN参戦の心境を。

「ここまでくるとあとはやるだけですね。今は計量のプレッシャーの方が大きくて。とりあえず仕上がっているので、一回、試合のことを忘れて、あとは減量、体重をなんとかすることに集中しています」

──最近、試合スタイルに変化が?

「結構、変わって、年齢のための劣化と必死の工夫の末、昔は打ち合いが自分の長所で、そこで勝つための練習をしてきたんですけど、コーディ(ガーブラント)とも戦って、いまはそこでもどうもやられるようになった。強みの部分で勝てないので、世界のトップとやっていくには、もう一回上を目指すためには、選手として変えなくちゃいけないと思って、打ち合いに固執せず、相手の弱いところを攻める。どこで戦うかいろんな選択肢を持って相手に考えさえるような戦い方をしています」

──ファイトスタイルはどれくらいまで出来上がっているのでしょうか。

「前回の試合でやりたいことの欠片は見せられたので、まだ50%くらいですけど。慣れてなくてバテて疲れてしまいました(苦笑)。そこらへんが課題です。まあ、ちょっとずつかな。というほどそんなに時間は残されてないですけど、精一杯やりつつも急には難しいので。練習ではいいところをここ1年くらいで見せられるようになっているんですが、試合になると疲れてしまうので、難しさはあるけど、まあ半分は越えてこ来たかなと」

──その状態でマネル・ケイプと戦う怖さは?

「だからといって試合を伸ばすわけにもいかないですし、年齢的にも残された時間がそんなにないので、試合をやりながら変えていって、それでダメならそこまでの選手なのかなと納得もいくので、やれることをやってどんどん強い選手とぶつかって、少しずつ変わって、うまくいったらやった! だし、うまくいかなければ、やれること全部やったからしょうがないと思えるところまで、全部やりたいですね」

──RIZINという舞台の印象を。

「MMAファンがたくさん見ているのと同時に『RIZINのファン』という人もたくさんいると思うので、その方たちは僕のことは全然知らないと思うので、ケイプというRIZINで何試合もやってきて目立った選手とやることでそういうファンにアピールできればと思っています。ほんとうはtwitterでからまれてやり返さないといけないと思いつつ、そういうのが苦手でやり返せず『ごめん、ケイプ』と思っているんですけど(苦笑)。注目のいい相手だなと思っています」

──ケイプ選手の印象は?

「基本的に対戦相手の特別な対策は今までしたことがなくて。相手の試合を見て、普段の練習にどう落とし込むかでやってきました。ケイプは身体能力が高いですけど、実際にやってみないと分からないので考えすぎてもしょうがない。ただ、ムチャ頭いいなと思います。前回の試合を見ても1Rと2Rでリズムを変えてきているので、そういうクレバーな部分に気をつけたいです」

──その意味では、ファイトスタイルをチェンジしている過程でも勝つ自信がある?

「格闘技に対する自信というのはもう全然なくて、弱いなって(笑)。ドミニク・クルーズにやられた頃から、自分が強いとは思えなくて。だから戦績もいまいち良くなかったのかもしれませんが、現実を受け止めて前に進むしかないので。自分の格闘技に対する自信はとっくの昔にないですね」

──ところで、関東学院大学出身で、練習場所のひとつがここ横須賀ということで、小泉進次郎議員とは?

「そうですね、横須賀は隣町ですし……関東学院大学の先輩ですけど、面識もなく僕が何か言うことはないんですけど(笑)。ただ、日本で試合をするときに、当時の研究室の先生や同期が来てくれて、今回もわざわざ名古屋まで来てくれるので、関東学院、万歳ですね」

──RIZINに来た目的である堀口戦を見据えて、勝ち方も問われると思いますが。

「いい勝ち方ができればいいかなと思いますけど、まずは勝つことが一番大事なので、RIZINで自分の強さを示さないといけないなと。その上でいい勝ち方ができればなという感じです。堀口選手との試合をなるべく早く実現させるためには、やっぱり圧倒して勝ちたいなという気持ちはあります」

──UFCのときは堀口選手をどう見ていました?

「タイトルに挑戦して、DJ(デメトリアス・ジョンソン)とほぼフルラウンドで戦って、そのときは負けましたけど、これから考えたら全然チャンスあるなと思っていました。で、いまはRIZINチャンピオンでBellatorチャピオンで、まぁ凄まじいなという印象しかないです。自分が北米でやってきたから、Bellatorのベルトがどれほど大変で価値があるかを肌身で分かっているので、本当に尊敬しかないですね。昔から強かったですけど、海外に拠点を置くようになって、またもう一皮剥けて強くなった印象ですね」

──RIZINで階級が同じで意識するようになった?

「RIZINに出て階級が僕と同じくらいになったので、そこからちょっとは注目していて、RIZIN、Bellatorでチャピオンになって……ヤバい日本人だなと。過去、日本MMA史上、最高じゃないですか。UFCの頃は、最初は階級違う選手だし、ちょっと安心していた部分もあったんですけど(笑)、あぁ、同じ階級になったのかという緊張感もありつつ」

──ご自身で堀口選手に上回っていると思う部分は?

「どうですかね? 上回っている部分があるかどうか怪しいところですけど、でも前に立って、リングで向かい合ってしまえば何が起こるか分からない、というところに賭けたいです。とりあえず前に立つことが勝負で、そこからは前に立ってから考えればいいと思います」

──バンタム級では扇久保博正、元谷友貴、石渡伸太郎、佐々木憂流迦の4選手が試合をしました。どんな印象を?

「この階級は日本人が強い階級だなという印象ですね。その中でもあの4人が日本のトップなので、いい試合を見させてもらいました。緊張感がヤバいなと。ほんとうはあの4人とはからまずにガッと堀口選手をさらって行きたいんですけど(笑)。からむことになったら、結構ヤバいですね、怖いです。憂流迦選手とはウチのジムで練習もしていたので肌で強さが分かっているし、いやー、嫌な階級ですね、日本人も(苦笑)」

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