▼第3試合 58kg RIZIN MMAルール 5分3R ヒジあり
×伊藤盛一郎(57.85kg/リバーサルジム横浜グランドスラム)
[2R 3分59秒 TKO]
○マネル・ケイプ(57.85kg/アンゴラ/AKA Thailand)
1R、オーソの伊藤に左構えのケイプはロングスパッツにレスリングシューズを履いてきた。ケイプの左のインローは金的に。再開
圧力をかける伊藤。右ローも。伊藤はシングルレッグで前足に入るが切るケイプ。ワンツーで前に出るがそこにカウンターのダブルレッグテイクダウンはケイプ! 伊藤は下から足を手繰りスクランブルから立つ。
左フック、右フックは伊藤もはずすケイプ。伊藤は右ロー。ケイプは右跳びヒザを合わせる! 崩しなく遠間から足を手繰りにいく伊藤だがケイプは切る。左ハイはケイプ。ブロックする伊藤。組むケイプを右で小手に巻いて投げる伊藤。ケイプはジャンピングクローズドガードで引き込む。
2R、右フックから飛び込む伊藤。ブロックするケイプが圧力をかける。ケイプの左右に下がる伊藤。さらに左のフック、左ハイ、角度を変えたフック、跳びヒザに伊藤はコーナーに詰まる。ここで後手のダブルレッグは伊藤。そこはしっかり切るケイプがサイドを奪うが、伊藤も立つ。近距離から左フックを放つ伊藤だが、詰められる。ケイプはさらにアッパー! 続く左ボディにマットにヒザを着いた伊藤が右アッパーを浴びたところでレフェリーが試合を止めた。
25歳同士の対決はケイプがTKO勝ち。佐々木戦の判定負けを払拭する勝利で戦績を13勝4敗とした。伊藤は10月の竿本戦に続き2連敗。
■マネル・ケイプのコメント
「最高の気分です。試合前に想定していたことができたし、トレーニングの成果も発揮できました。相手の過去の映像は見てきたので相手が何を狙ってくるかは分かっていた。相手が危険な選手であることも分かっていたが、準備が出来ていたのでリラックスして試合をすることができたよ。次はRIZINでトーナメントかタイトルマッチを組んでくれればベルトを獲りに行きたいが、次の相手に勝つことを続けていくだけだ。タイに拠点を移したのは俺の人生にとって大きな変化だった。いい変化だ。精神的にも成長していける。フォーカスしていいトレーニングメニュー作ってもらっているので、自分は王者になれるポテンシャルを持っていると分かった。俺はいつでも準備は出来ている。1~2週間空ければいつでも試合をする準備ができている。年間4試合組まれても準備はできている。(試合でシューズを履いていたのは)足のケガが続いたのでコーチにもシューズを履いた方がいいと言われて、トレーニング中もシューズを履いていたのでそのままで試合をやっただけだよ」
■伊藤盛一郎のコメント
「1Rはめちゃ動けていて勝てると思った。ケイプはもっと来ると思ったが、動きが悪かったので1Rでいけると思った。1Rで行ってしまうべきだったと試合が終わって思いました。強かったですが、負けたので自分の方が弱いんですが勝てると思いました。RIZINの中では外国人の壁みたいな感じじゃないですか。でも差はないなと感じました。前回のZSTの試合はもうこんな試合をしているようじゃだめだなと思って、格闘技をやっている意味ないなと思うくらい徹底的に落ち込んで悩んだんですが、今回は結果は残念ですがもっともっと強くなっていけると思いました。少し休んだらまた動き出して、自分が頑張らないとRIZINのフライ級が盛り上がらないので。
ケイプはもっと大きいと思っていたんですが、昨日向かい合った時に小さいと思った。今日はもっとデカくなっていると思っていたんですが、小さいなと。パワーも強いですが田中路教先輩、小見川道大さんなど強い人と練習をやっているので、想像していたケイプよりは強くなかったです。今までは打撃が苦手と思われていたけど、パンチが見えていた。普段はフルフェイスのヘッドギアをつけてやっていて、それを取ったらパンチも蹴りも見えるようになっていて。パンチが見えて反応も良かったし、苦手意識を持っていた打撃がもう苦手じゃないと思いました。自分のパンチも当たるようになった。寝技と打撃をミックスして、今日はテイクダウンが少なかったけれどMMAの流れを作っていきたいです。打倒極を回転させたい。負けちゃったけれど、こんなもんじゃないんで。まだやれるなと思っています。必ずリベンジしたいので、またRIZINのリングに戻ってきます」