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レポート

【Krush】日本vs.韓国の3対3マッチは日本が全勝、壬生狼一輝が豪快KO、松山勇汰が初回KO勝ち、TETSUが先勝。FUMIYAが近藤魁成を初回KO、空手出身・小田尋久が豪快飛びヒザKO、プレリムで下村泰平が大逆転KO勝ち

2023/08/27 18:08
【Krush】日本vs.韓国の3対3マッチは日本が全勝、壬生狼一輝が豪快KO、松山勇汰が初回KO勝ち、TETSUが先勝。FUMIYAが近藤魁成を初回KO、空手出身・小田尋久が豪快飛びヒザKO、プレリムで下村泰平が大逆転KO勝ち

Krush.152
2023年8月27日(日)東京・後楽園ホール

▼メインイベント(第9試合)日本vs.韓国・3対3・大将戦 Krushバンタム級 3分3R延長1R
〇壬生狼一輝(力道場静岡)
KO 1R 2分58秒 ※左ボディブロー
×パク・ヒョンウ(韓国/Gimje X-gym)


 壬生狼は幼稚園から日本拳法を学び、のちにキックボクシングに転向。九州のキックボクシングイベント「大和」のバンタム級王座も獲得した。2020年8月にKrush-EXで勝利を収めると、同年11月のK-1福岡大会で元Krushバンタム級王者・晃貴を撃破。2021年3月には吉岡ビギンをも破り第7代Krushバンタム級王座を獲得した。しかし、5月の「K-1バンタム級日本最強決定トーナメント」では決勝へ進出するも黒田斗真にKO負けで初黒星。2022年12月の「K-1 WORLD GP初代バンタム級王座決定トーナメント」でも準決勝で黒田に敗れた。2023年6月に白幡裕星を判定に破り再起。戦績は15勝(2KO)4敗。


 ヒョンウはKrush初参戦の19歳。MAX FCスーパーバンタム級1位で戦績は8勝(3KO)8敗。


 1R、右ローを2度蹴った壬生狼がパンチでラッシュを仕掛けたところで、壬生狼が右頭部から出血してドクターチェックに。再開後も壬生狼が強烈な右ローを蹴り、ヒョンウも負けじと右ローを蹴り返す。壬生狼がパンチのコンビネーションで攻めていくが再び大流血でドクターチェック。


 再開後、ヒョンウがパンチで詰めて来ると壬生狼は左フックで反撃。これにヒョンウが下がり、壬生狼は一気に前へ出て左ボディの連打でダウンを奪う。残り時間は10秒、出血はひどくなるばかりで倒し切りたいところ。壬生狼はラッシュを仕掛け、左ボディ連打とヒザ蹴りで2度目のダウンを奪う、ここでレフェリーがストップをかける。


 劇的なKOに場内は大きく沸いた。対抗戦を全勝で締めくくった壬生狼は「ワシはやったぞ。久しぶりのKrush、そして初めてのK-1グループでのKO。最高じゃのう。いろいろ強いヤツとやってワシは必ず王者になる。みんな、よろしくお願いします。じゃあ最後に、やる気、元気、かずきーっ!」と勝ち誇った。


 試合後のコメントでは「7針縫った。どうだ見たか、これが倒せる壬生狼じゃ。もう塩試合の壬生狼とは言わせんぞ。めちゃくちゃ気持ちが強くていい選手だった。(流血は)バッティングじゃ。始まって数秒。頭が当たったのが分かった。メインでしかもワシの前の試合はめちゃくちゃ盛り上がったので、ここで無効試合だったらワシは死ぬぞと。倒すしかないと思って倒しに行った。レフェリーはこれ大丈夫ですか?と言っておったが、ドクターは『全然大丈夫、何の問題もない』と」と話し、「ローで最初攻めようと思ったがローがあまり効かんなと思って。ボディで行くしかないと思って。最高じゃのう。ブラックパンサー・黒田、お前を狙いに行くぞ」とK-1バンタム級王者・黒田斗真に狙いを定めた。

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