2025年1月31日(金)タイ・ルンピニースタジアム『ONE Friday Fights 94』(U-NEXT配信)で、元K-1女子フライ級王者KANA(フリー)の再起戦が早くも決定した。
【写真】ONE初陣では対戦を熱望していたメクセンに完敗を喫したKANA KANAは小学生で空手を始め、高校・大学時代には陸上でも活躍。大学卒業後にK-1ジム三軒茶屋シルバーウルフの門を叩き、2015年9月にプロデビュー。第2代・第4代Krush女子フライ級王座に就き、2018年3月にK-1デビューを果たす。2019年12月に「初代女子K-1フライ級王座決定トーナメント」で優勝して初代王座に就いた。
2020年11月、壽美にvs.日本人初黒星を喫し、その後は怪我の治療で長期欠場を余儀なくされたが、2022年2月に復帰。6月のスーリ・マンフレディ戦から外国人を相手に4連続KOをマークし、3度の防衛に成功。2023年12月、4度目の防衛戦でアントニア・プリフティに判定で敗れ王座を失った。2024年8月にK-1との契約満了を発表。12月の『ONE Friday Fights 92』でONE初参戦。かねてより対戦を熱望していたアニッサ・メクセン(アルジェリア/フランス)との試合を実現させたが、判定3-0で敗れ黒星スタートとなっていた。戦績は22勝(11KO)5敗。
再起戦の相手はモア・カールソン(スウェーデン)で、2024年9月の『ONE Friday Fights 78』から参戦。ロー・チーチェン(中国)を判定3-0で破ると、11月の『 ONE Friday Fights 86』ではセレステ・ハンセン(オーストラリア)にも判定3-0で勝利し、連勝を飾っている。10代からムエタイの試合経験を重ねており、技術的には侮れない相手となった。女子アトム級キックボクシング3分3Rで対戦する。
前回KANAと同じ大会に出場した野杁正明(team VASILEUS)は、1週間前の1月24日(金)タイ・バンコクのインパクトアリーナ『ONE 170』(U-NEXT配信)にて再起戦を行うことが決定している。
この早いスパンで2人の再起戦が行われるのは、3月23日(日)さいたまスーパーアリーナで開催される『ONE 172: TAKERU vs. RODTANG』(U-NEXT配信)への出場を懸けた戦いであることが予想され、ここでONE初勝利を収めて日本大会出場に望みをつなぎたいところだ。
同大会では日本から睦雅(ビクトリージム)の出場も決定。
【写真】ONEでは2連続KO勝ち、現在11連勝と勢いに乗る睦雅 睦雅こと瀬戸睦雅は2023年3月にジャパンキックボクシング協会のライト級王者に。2024年3月のジャパンキックでパランラックにKO勝ち後、5月の『ONE Friday Fights 61』でONE初参戦。カビラン・ジェレバンを2R 左フックからの右フック4連打でKO。初陣を飾っている。7月にはホームのジャパンキックでケンクーンに判定勝ち、WMOインターナショナル・スーパーライト級王座を手にすると、9月のONEでアルベウ・コヘイア・ダ・シウバを左フックでKOしてONEで2連続KO勝ち。11月にはジャパンキックでユッタカーンをKOし、現在破竹の11連勝中と勢いに乗っている。戦績は19勝(12KO)4敗2分。
今回はエー・ミウ(ミャンマー)とキャッチウェイトムエタイでの対戦。ミウは2024年8月の『ONE Friday Fights 76』でONEに初参戦を果たすと、高園麗斗(=REITO BRAVELY)を左ストレートで2RにKO。10月の2戦目ではオマール・キンテに判定で敗れ1勝1敗。ラウェイ出身でラウェイ戦績は25勝2敗22分。
間違いなく打ち合いの乱戦を仕掛けて来るであろうミウに、睦雅の強打、ヒジがさく裂するか。