▼バンタム級 5分3R
〇中村倫也(日本)8勝0敗(UFC2勝0敗)135ポンド
[判定3-0] ※30-26, 30-27×2
×ファーニー・ガルシア(米国)10勝4敗(UFC0勝3敗)135.5ポンド
『ROAD TO UFC シーズン1』バンタム級決勝戦で、風間敏臣に勝利し、UFC契約を獲得(※風間もUFCと契約)した中村倫也(フリー・28歳)がUFC本戦デビュー。
レスリングでU-23世界選手権61kg優勝などの実績を持つ中村は、MMAデビューから7戦全勝、6試合でフィニッシュ(5KO・1一本)勝利している。
対するファーニー・ガルシア(メキシコ・31歳)は、ボクシングベースの柔術紫帯。MMA10勝3敗(1KO・3一本)でLFAなどで活躍し、2021年の「Contender Series」で1R KO勝ちでUFCと契約。しかし、本線では2試合判定負けでまだ白星が無い状況だ。
中村は、ケージのなかで蹲踞の姿勢を見せ、コールに刀から鞘を抜く仕草を見せる。
1R、オーソのガルシアの外を取るサウスポー構えの中村は、左ローに右を被弾するが詰めて追って、シングルレッグからアンクルピックでテイクダウン。両足束ねようとするが金網使い立つガルシアを大腰気味にマット中央に投げてテイクダウン! ハーフから左で脇差しパスから上四方ヒザ、ノースサウスチョークへ!
ここを凌がれると右脇を抱えて頭を挟んで、キムラを狙う。ガルシアが亀になったところでホーン。中村が圧倒するも1Rは極め切れず。
2R、右の蹴りから左インローは中村。左インローを効かせてガルシアのバランスを崩すと、フェイントからの左ハイも狙う。前手の右を当てる中村! 右ミドルを返すガルシア。サウスポー構えになったところで中村がダブルレッグテイクダウン! そこにギロチンチョークを合わせたガルシアにすぐに片足を抜き、対角側に飛んで首をは外した中村は1R同様に上四方。ガルシアをクルスフィックスに固めてヒジ! さらにストレートアームバー狙いも極まらず。
3R、左インローを効かせる中村。左回りのガルシアの外を取る。ガルシアの打ち終わりに足が揃ったところを見逃さなかった中村がダブルレッグテイクダウン! すぐにサイドを奪い、半身のガルシアに肩固め、チョーク狙い。正対したガルシアはハーフに。
中村はバックから後方に引いて寝かせてサイドから腕十字に行くも、極め切れず、上体を起こされたところで上は譲らず。しかしがぶりに立ち上がったガルシアが首を抜いてスタンドに。
前に出るガルシアに下がりながら中村は左ハイ! ブロックするガルシアとの打ち合いにも応じながらも決定打はなく、ホーンに中村は首を振った。
判定3-0(30-26, 30-27×2)で中村が勝利。マイケル・ビスピンのインタビューに「会場の皆さんがいい空気を出してくれたので、とても気持ち良かったです。ガルシアを初めてフィニュシュした選手になりたかったですが、とても良い選手でできませんでした。あの腕十字には驚いた。防御が上手かった。次はビッグインパクトを残してフィニッシュしたい。(今後は?)トップ15ファイターとなら誰とでも戦いたいです。数年後には皆さんが驚くようなパフォーマンスを見せます。まだ若手で成長中だから待っていてほしい」とすべて英語で語った。
フルラウンドにもつれ込むも圧倒的なパフォーマンスを見せた中村倫也👊 @rinkuru0323
— UFC Japan (@ufc_jp) August 26, 2023
【 #UFCSingapore | 📺 @UNEXT_fight & #UFCファイトパス | #SingapoReimagine | #VisitSingapore | #PassionMadePossible | @VisitSingapore 】 pic.twitter.com/pJtk4g8Vy2