キックボクシング
レポート

【GLORY】海人の王座奪取ならず、王者ベスタティが50-45×5の完勝。キックにもアゼルバイジャン旋風、ヘビー級トーナメント優勝はラジャブザデ。カッファがハイスピードバトルを制す

2023/08/20 03:08

▼第1試合 GLORYヘビー級グランプリ予選トーナメント・リザーブマッチ 3分3R
〇ニコラ・フィリポビッチ(セルビア)=111.9kg
[判定4-1] ※28-29, 29-28×3, 30-27
×クリスティアン・リステア(ルーマニア)=105.9kg


 10勝(2KO)6敗で元バスケットボール選手のフィリポビッチが、44勝(21KO)10敗でGLORY初参戦のリステアとヘビー級トーナメントのリザーブマッチで激突する。


 1R、フィリポビッチはフェイントを用いながらジャブ、右ロー。前に出るのはリステアでフィリポビッチはステップで動きながら左フックで迎え撃つ。リステアはコーナーへ詰めての左ボディ、フィリポビッチの動きが止まる。リステアは左ミドルも蹴っていく。右アッパーを突き上げるフィリポビッチにリステアも左アッパーを返す。オープンスコアはリステアの4-1。


 2Rも前に出るのはリステア。右ロングフックから右フック、ジャブを突きながら右ストレートをボディに突き刺す。フィリポビッチは右アッパーを突き上げての左フックを打つが空を切る。リステアは右フックを叩きつけ、フィリポビッチもフック&アッパーで打ち合う。リステアは右ローからの左ボディ、さらにヒザ。フィリポビッチはボディに攻撃をもらって下がるが、左フックを強振する。この左フックがヒットし、左右フックでフィリポビッチがリステアにロープを背負わせた。オープンスコアはフィリポビッチの4-1に。


 3R、いきなり左右フックで前に出るリステア。フィリポビッチも圧を強めて左フックと左ボディ、リステアも再び前へ出るがフィリポビッチはリステアのパンチをかわしながらフック&アッパーを打つ。リステアの左ミドルからの左ボディ。左右ローを蹴るリステアにフィリポビッチは前へ出て左フックと右アッパーでリステアをコーナーへ追い詰めてパンチをまとめた。


 スプリットデシジョンでフィリポビッチがリザーバー権を手にした。

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