▼第3試合 GLORYヘビー級グランプリ予選トーナメント準決勝 3分3R
×モハメド・アミン(モロッコ)=100.3kg
[2R 2分59秒 TKO] ※2ノックダウン
〇バフラム・ラジャブザデ(アゼルバイジャン)=100.2kg
※ラジャブザデが決勝へ進出。
ライトヘビー級からステップアップしたモロッコのアミンは、今年GLORYデビューしたばかりだが、すでに2度の注目される試合に出場している。6月大会ではGLORY世界ライトヘビー級暫定王座決定戦でタリク・カバベに4RでKO負けを喫したが、持ち前のスピードを生かし、GLORYでの記念すべきルーキーイヤーを目指す。戦績は29勝(16KO)5敗。
アゼルバイジャン出身のラジャブザデは、4年ぶりのGLORY復帰戦となった5月、ルイス・タバレスを1Rで右ハイキックKOし、存在感を示した。今、彼は今年最大のキックボクシング・トーナメントに出場する機会を得た。戦績は63勝(57KO)1敗。
1R、ラジャブザデは飛びヒザ蹴りから右フックでアミンをスリップさせる。前蹴りから左右フック、そして飛びヒザのラジャブザデ。前蹴りを多用しながら左右フック、そしてヒザを突き上げて来る。スピードも速い。アミンは右へ回り込みながら右ロー、ワンツー。ラジャブザデは右ミドルでバランスを崩して倒れたところを蹴り上げるというラフプレーを見せる。
2R、前蹴りや右ローを蹴りながら左右フックを振り回すラジャブザデ。その回転力に圧倒されるアミンだが、飛びヒザ蹴りを見舞う。ラジャブザデの前蹴りがローブローとなり、アミンがアピールするがレフェリーは認めずダウンを宣告する。ラジャブザデは構えをスイッチして右前蹴りでアゴを蹴り上げる。アミンのワンツーにはすかさず飛びヒザ蹴りからの右フックでダウンを奪う。
トーナメントルールにより、2ダウンでラジャブザデのKO勝ちに。アミンは納得がいかないとばかりに自分のマウスピースを蹴り飛ばした。