▼第5試合 フェザー級 3分3R
〇"ザ・ダイヤモンド "ヤン・カッファ(オランダ/同級7位)=64.8kg
[判定4-1] ※29-28×4、28-29
×モハメド・エル・ハムティ (モロッコ/同級9位)=65.0kg
カッファはキックボクシングを5歳から始めて“ラモン・デッカーの再来”と呼ばれているという。2022年8月にRISEに初来日し、山田洸誓と対戦するもKO負け。2023年5月にGLORYデビューを果たし、ベルジャン・ペポシとの激しい打撃戦を制して判定勝ち。戦績は19勝(7KO)3敗。
ハムティは7戦全勝(4KO)の戦績を引っ提げて2022年11月にGLORY初参戦を果たしたが、アフマッド・チク・ムサに判定負け。今回再起戦に臨む。
1R、ハムティは速い前蹴り、左ミドルを連打。カッファは距離を詰めて左右フックからの左ボディ。左ミドルを蹴るハムティにカッファは左右ボディを打ち、左右フック。前に出るカッファにハムティは回り込み、ハムティも鋭い右アッパーを突き上げる。左ミドルを蹴るハムティだが左右フックも鋭い。
2Rも両者は速い攻撃を交わす。ハムティは右ハイ、カッファのバックハンドブローには左フックを打つ。鋭い右ストレート、さらにテンカオ、そして飛びヒザと当てていくハムティ。カッファは前へ出て頭を振りながらジャブから右ロー、左右フック。カッファはパンチからロー、ローからパンチ、ボディも打ってハムティの足を止めに行く。カッファのバックハンドブローがヒット。
3R、カッファのボディに左フックを合わせるハムティ。前へ出るカッファが連打を繰り出すが、ハムティはそこへヒザを突き上げる。カッファも負けじとヒザ。ハムティは長い距離から右ストレートを当てにいく。カッファはロープへ追い詰めての左ボディ。左右ボディと左右フックのカッファにハムティもワンツーと左ミドルを返す。スピーディーな一進一退の攻防が続き、勝敗は判定に持ち込まれる。
判定は2-1と割れ、カッファがハイスピードバトルの接戦を制した。「いい気分だ。ベストなパフォーマンスではなかったが勝利したことには満足している。みんな、また会おう」とカッファはマイクで語った。