▼第2試合 ミドル級 3分3R
〇イマド・ハダル(モロッコ)=84.4kg
[判定5-0] ※30-25, 30-26×4
×バルトス・ムゼンスキー(ポーランド)=84.7kg
19勝(2KO)7敗のハダルと、マクシミリアン・ブラトコビッチ(ポーランド)の代打で1週間前に出場が決まったムゼンスキーがミドル級戦で対戦。ハダルは“バダ・ハリ2世”として期待される新鋭だという。
1R、ハダルは遠い距離から右ボディストレート、右ハイ、ワンツーを繰り出す。ムゼンスキーは右カーフを蹴るが、ハダルが思い切り左フックを振って来る。さらに右ストレート。ハダルの左ハイキックでムゼンスキーは右目の上をカットして流血、ドクターチェックが入る。再開後、左フックから右ストレートで攻めるのはハダル。ムゼンスキーは右カーフ狙いだ。ハダルはサウスポーに構えて左ローを蹴る。
2R、飛び込んでのパンチを繰り出すハダルにクリンチを繰り返すムゼンスキー。ハダルが左ボディ、右ストレートを打つと右カーフを返す。ハダルは左右フックから左ハイとスピードのあるコンビネーション。
3R、ハダルのスピードのあるパンチに右カーフで対抗するムゼンスキーは、ハダルがハイキックを放つとキャッチしての足払い。両者クリンチが多くなり、ハダルのヒザ蹴りでムゼンスキーがダウン。ローブローにも見えたがカウントが進んだ。ハダルはワンツー、左ハイ、バックステップからの飛びヒザ蹴りと攻めるが、テンカオがローブローに。再開後、バックハンドブローを放つムゼンスキーだが空を切り、ハダルを投げ飛ばしてしまい宙を受けたところで試合終了となった。
判定3-0でハダルがGLORY3戦目にして初白星をあげた。「母が数年前に亡くなって、それから初めてリングに上がったんだ」と涙ながらに語った。