キックボクシング
レポート

【GLORY】海人の王座奪取ならず、王者ベスタティが50-45×5の完勝。キックにもアゼルバイジャン旋風、ヘビー級トーナメント優勝はラジャブザデ。カッファがハイスピードバトルを制す

2023/08/20 03:08

▼第4試合 GLORYヘビー級グランプリ予選トーナメント準決勝 3分3R
〇ウク・ユルジェンダル(エストニア/同級10位)=114.3kg
TKO 1R 2分23秒 ※2ノックダウン
×マーティン・テルプストラ(オランダ/Enfusion世界ヘビー級王者)=117.6kg
※ユルジェンダルが決勝へ進出。


 エストニア出身のブルドーザーであるユルジェンダルは、5月大会の試合で破壊的なパワーパンチによる1R KO勝ちを収め、その実力を皆に見せつけた。刑務所入りしていた過去も持つ。戦績は18勝(14KO)7敗。


 身長207cmのオランダの巨人テルプストラは、昨年6月の『GLORY Rivals 1』で2R TKO勝ちを収め、GLORYデビューを飾った。Enfusionでは8勝6KO、Enfusion世界ヘビー級王座にも就いている。戦績は21勝(11KO)5敗。


 1R、右ストレートを伸ばして前へ出るテルプストラにユルジェンダルは右カーフ&ローキックを連発。テルプストラがコーナーへ詰める場面が多いが、テルプストラもそこで攻めあぐねる。互いに右ストレートを放ち、左フックを返したところでユルジェンダルがカウンターでダウンを奪う。立ち上がったテルプストラにユルジェンダルがスーパーマンパンチでダウンを追加。


 テルプストラが吹っ飛ぶようにダウンし、2ノックダウンによりユルジェンダルが巨人狩りに成功した。

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