キックボクシング
レポート

【KICKBOXING WORLD CUP】吉成名高が圧巻のヒザ蹴りKOで21連勝、次回は前人未到のラジャ2階級制覇へ。泰良拓也が打ち合いで勝利、JKファイターMARIAがピーター・アーツ娘に勝利、チャド・コリンズが接戦を制す

2023/05/14 15:05

▼第7試合 WORLD CUP国際戦 LEGEND DNA FIGHT 56kg契約 2分3R
×モンタナ・アーツ(オランダ/ピーター・アーツDNA)
判定0-3 ※29-30×3
〇MARIA (PCK大崎/TeamRing/ミネルヴァ スーパーバンタム級9位)


 MARIAは小学校低学年から宮城の『聖域』でアマチュアファイターとして活躍し、聖域チャレンジのミニフライ級とフライ級王座を獲得。2021年11月に16歳でプロデビューし、10月には和乃から勝利を収めて4連勝。2023年1月に韓国遠征でチェ・ウンジに初黒星を喫した。6戦目にしてミネルヴァ スーパーバンタム級王座挑戦のチャンスをつかんだが、ドローで王座奪取ならず。


 モンタナはピーター・アーツの娘で、アマチュア時代に初来日して試合を行ったほか、2020年3月のNJKF岡山大会に来日、プロ2戦目を行って判定勝ちしている。2023年3月にはRISEできたりこから勝利を収めた。現在22歳で戦績は4勝1敗1分。174cmの長身だ。


 1R、開始と同時に前へ出るMARIAは前蹴りから左右の連打で突進。サウスポーのモンタナも右フックで迎え撃ち激しい打ち合いとなる。モンタナのパワーのあるパンチに怯まず前へ出て連打を続けるMARIA。


 2Rも突進するMARIA。モンタナの右フックもらっても構わず前へ出続けるMARIAに場内からはどよめきが起こる。モンタナは組み付いて体勢を入れ替えて離れるという上手さを見せるが、蹴ってもMARIAは突進を辞めず右をヒットさせた。バックハンドブローも繰り出すMARIA。


 3R、ガムシャラにパンチを繰り出すMARIAは手数とアグレッシブさで優るが、左ストレート、右フックをヒットさせるのはモンタナ。さらに前へ出てくるMARIAを首相撲に捕まえてヒザ蹴りを見舞う。


 判定は3-0でMARIAが全ラウンドのラッシュでモンタナを撃破した。

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