▼第9試合 WORLDCUP国際戦 LEGEND DNA FIGHT 60kg契約 3分3R延長1R
×麻原将平(PFP/元HOOST CUP日本ライト級王者/武蔵DNA)
判定0-3 ※28-30×2、29-30
〇テーパプット・シンコウムエタイ(タイ/NJKF新興ムエタイジム)
武蔵の愛弟子・麻原は元HOOST CUP日本スーパーライト級王者、今年2月のRISE 20周年記念大会でKO勝利し好調をアピール、今回の勝利に意気込んでいる。対するコーベルはかつてラモン・デッカーに師事していたこともあり、ファイトスタイルが酷似している。2019年HOOST CUP KINGS NAGOYA6で日本初登場、前ISKA世界王者の大石駿介と対戦し、序盤こそらしい動きを見せたが、ボディブローで不覚をとって敗戦。今回は適正体重に近い60Kg契約で本領発揮か。
テーパプットは、昨年7月の『ホーストカップ』名古屋大会でHOOST CUP日本スーパーライト級王者・小川翔と引き分け、今年4月の『MuayThaiSuperFight』ではWBC日本統一スーパーフェザー級王者HIRO・YAMATOに1RでKO勝利している。
1R、サウスポーのテーパプットは左ミドルと左前蹴り。麻原はじりじりと前へ出てワンツーでボディを狙い、右ローを蹴るがテーパプットは左ミドルを合わせてくる。麻原がボディからのコンビネーションを繰り出すと、テーパプットはこれを嫌がって後ろへ下がる。
2R、ロープを背負いながら移動するテーパプットは、麻原がじりじりと距離を詰めると左ミドルを蹴って距離をリセットしてしまう。麻原はこれに右ローを軸足に合わせる。右へ回り込むテーパプットに麻原はパンチを繰り出しながら距離を詰めるが、なかなかヒットを奪えない。
3Rもテーパプットが左ミドルで距離を保ち、麻原が左フックで飛び込んでも距離があるためかわす。麻原は右ボディをヒットさせたが、テーパプットはよく動いて麻原の追撃を許さない。テーパプットの左ミドルに左へ大きくよろける麻原。テーパプットの左ミドル連打にパンチを返したい麻原にテーパプットは組んでのヒザ。離れるとまた左ミドル。最後に後ろ蹴りを繰り出し、左右フックで前へ出た麻原だったが、テーパプットは組み付き倒す。この際、テーパプットの頭が麻原の口付近に当たったようだ。