キックボクシング
レポート

【KICKBOXING WORLD CUP】吉成名高が圧巻のヒザ蹴りKOで21連勝、次回は前人未到のラジャ2階級制覇へ。泰良拓也が打ち合いで勝利、JKファイターMARIAがピーター・アーツ娘に勝利、チャド・コリンズが接戦を制す

2023/05/14 15:05

▼第6試合 WORLD CUP国際戦 ムエタイルール 65kg契約 3分3R延長1R
〇チャド・コリンズ(オーストラリア/WMC世界スーパーライト級王者、WBCムエタイ世界スーパーライト級王者)
延長R 判定2-0 ※10-10、10-9×2
×ラーチャシン・ペッティンディーアカデミー(タイ/IBFムエタイ世界ウェルター級王者)
※本戦の判定は29-29×3。


 1R、左右のヒザを上げながら前へ出るコリンズは左ミドル&右ローを蹴りつつ、なぜかやたらと右フックを強振する。体格で劣るラーチャシンは前蹴りで様子を見て、中盤からは右ミドルを蹴っていく。


 2R、さらに圧を強めるコリンズはミドルを蹴り合い、ラーチャシンにロープを背負わせてのパンチコンビネーション。ラーチャシンはヒジを繰り出す。前へ出て左右フック、1Rから打っていた右フックもヒットし、コリンズのペースになりかけるがラーチャシンがヒジでカットを奪い、コリンズは左目上から流血。ドクターチェックを受ける。


 3R、コリンズはヒジを警戒してか、このラウンドはコンビネーションではなく一発一発強い攻撃をしっかり当てる。右ロー、右ミドル、ジャブ、左ボディとしっかりヒットさせ、ラーチャシンはロープを背負ってカウンターを狙うがコリンズが打っては離れる。


 本戦の判定はドローで延長戦へ突入。このラウンドも3Rと同じく圧をかけてジャブ、右ストレートとパンチをしっかり当てていくコリンズ。しかし、流血が増えたためドクターチェックを受ける。再開後、コリンズが左右フック、左ボディを当てて攻勢に出るが、レフェリーはドクターチェックを要請。


 攻勢だっただけに抗議するコリンズだが、ドクターチェック後に再開。コリンズが左右フックで次々とヒットを奪い、最後はヒジも放って試合終了。アグレッシブに攻めてヒットも多く奪ったコリンズが判定2-0で接戦を制した。

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