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【UFC】平良が一本勝ちでオクタゴン3連勝! 木下憂朔デビュー戦は1R TKO負け、「RTU決勝」バンタム級で中村倫也が風間敏臣にKO勝ちでUFC入り決める、スピヴァクがルイスに一本勝ち

2023/02/05 11:02

▼RTU決勝:バンタム級 5分3R
〇中村倫也(日本)7勝0敗(UFC1勝0敗)135lbs/61.24kg
[1R 0分33秒 TKO] ※左フック→パウンド
×風間敏臣(日本)10勝3敗(UFC0勝1敗)136lbs/61.69kg
※中村が優勝、UFCと契約

『ROAD TO UFC(RTU)』の決勝戦では、2022年6月から行われているフライ級、バンタム級、フェザー級、ライト級の各階級のトーナメント戦を勝ち上がったファイナリストたちによるUFC契約をかけた試合が行われる。

 注目は、日本人選手同士の対決となったバンタム級決勝戦。

 一人は、柔術からMMAに転向し、PANCRASEを主戦場に第27回ネオブラッド・トーナメント優勝およびMVPを獲得した“殺しのプリンス”こと風間敏臣(和術慧舟會HEARTS)。RTUでは1回戦で中国のマイマイチツォヘチに判定勝ちし、準決勝ではキム・ミンウの体重超過により不戦勝で決勝に進出した。

 もう一人は、レスリングU-23世界選手権フリースタイル61kg級優勝から、MMA転向後はプロ5戦中4試合を2Rまでにフィニッシュしている中村倫也(フリー)。1回戦でインドネシアのググン・グスマンにアメリカーナで一本勝ちし、準決勝では野瀬翔平にTKO勝ちを収めて決勝戦に勝ち上がっている。

 もともと両者は準決勝で対戦予定だったが、なぜか組み合わせがシャッフル。それそぞれが準決勝を勝ち上がり、ソウルからラスベガスに変更された今大会で決勝での対戦となった。

 HEARTSでの練習、さらに柔術家・北出拓也の指導を受けて、「俺の人生をかけて彼の人生を奪う覚悟ができた。2月風間敏臣がフィニッシュしてUFCというスタートラインに立つ、必ず」「圧倒・仕留める」とフィニッシュを狙う風間。

 フリーとなり、埼玉での練習に加え、東京に通いイエローマンズCUTEやKRAZYBEEでスパーリング。さらに今成柔術で風間対策も練り、「あんな格闘家になりたい。と思い描いていた姿に心身共に大きく近づく一年になりました。去年を超えて、今の自分は1年前と比べものにならないぐらい視野が広く、思考は深く、直感は鋭いです。いつも支えてくださる皆様ありがとうございます。今年から来る大波を乗りこなす準備がじっくりできたので、皆さん楽しみにしててください」と自信を見せる中村。

“修羅の国”UFCの狭き門をくぐるのは、風間か中村か。

 1R、勢いよく中央に飛び出た風間は間合いを詰めて左フックをヒット! しかし、中村はサウスポー構えから左ハイを連打し押し返すと、打ち合いを望む風間に右フックをヒット! 

 ダウンした風間はすぐに立ち上がるが、詰める中村は風間の左右をかわして左ストレートを当て、さらに左フック! 大の字にダウンした風間に、左の鉄槌1発を落として、試合を決めた。

 試合後、手を合わせていた中村は、UFC入りを決めたインタビューで、「(英語で)最初に家族、コーナーマン、コーチにありがとうと言いたいです。応援してくれたみんなにも。トーナメントを通じてLDHマーシャルアーツ、イリディウムスポーツエージェンシー、みんなに感謝しています。

(フィニッシュについて)自分に深く入り込んでいたので覚えていないです。このケージで戦うことを長い間、15年間夢見てきました。凄く重要なことです。日本を代表し、日本がどれだけ素晴らしいか。僕のチームがどれだけ素晴らしいのか。どれだけ僕が優れているのか、イリー・プロハースカや日本の他の選手とともに実力を示していきたいです」と語った。

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